赤ちゃんの離乳食が始まると、母乳以外の味に慣れさせ、食への親しみを覚えさせるといった観点から、色々な食材にチャレンジする親御さんが多いです。
中でも、甘みを感じられるフルーツは、赤ちゃんにとって親しみやすい食材になります。
今回は、離乳食時のメロンの与え方と、アレルギーへの注意点をお話ししましょう。
メロンの与え方はアレルギーに関わらず、果汁からスタート!
メロンは、赤ちゃんの離乳食の初期段階から使用できます。
しかしながら、メロンはアレルギーを引き起こすリスクがあることで有名ですので、最初から果肉に挑戦させるのはリスクの高い行動だと考えます。迷ったら止めましょう。
大丈夫そうであればまずは、果汁を薄め、加熱したものを少しだけ与えてみて下さい。
大人からすると、味があまりしない状態ですが、赤ちゃんにとっては十分な状態です。
大人が美味しいと感じている状態は、味が強すぎますから、まだまだ早いのです。
ちょっとした工夫ですが、赤ちゃんが食べられるかどうか、レパートリーに入れても良いかどうかの判断ポイントになります。
赤ちゃんにメロンを与える時は、少しずつからということを覚えておきましょう。
メロンによってアレルギー症状が出た時は?
ところで、メロンを上記のような形で与えたとしても、体質的にアレルギー症状が出てしまうことがあります。
そのような時は、すぐにかかりつけ医に相談して下さい。
赤ちゃんの場合は、大人以上にアレルギーに対抗できる力がありません。
場合によっては、最悪の事態になってしまうこともあり得るのです。
そのため、初めて食べさせた時は、その後の経過をメモに残しておくと、いざという時に説明がしやすいでしょう。
そして、アレルギー症状は体にだけ現れるものではありません。
赤ちゃんの場合は、機嫌にも現れるのです。
初めて子育てをする親御さんの場合は、何らかの体調不良なのかどうかの判断をするのが難しいでしょう。
ですが、赤ちゃんが送るサインの一つにもなりますから、いつもと泣き方や様子が違うという時は見逃してはいけません。
目に見える症状がないから大丈夫だと安心するのは、早いのです。
仮に、疑いのある様子が見られた場合は、遠慮せずに受診して大丈夫です。
一応受診して問題がない場合でも、医師から説明してもらえると安心できますよね。
このように、慎重に取り扱わなければならないフルーツであることは忘れないで下さい。
まとめ
今回は、離乳食時のメロンの与え方とアレルギーへの注意点についてお話ししました。
初めて食べさせる場合は、果汁を加熱、薄めたものを少量与えるようにして下さい。
これだけでも、稀に強いアレルギー反応が出てしまうことがありますから、経過観察を怠らないようにしてください。
また、些細な違和感であっても症状が出ている場合がありますので、不安な時はかかりつけ医を積極的に頼るようにしましょう。
とはいえ、初期の離乳の段階で美味しいメロンの味を覚えれば、卒乳までの流れがスムーズになると予想されますので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?