□風邪に効果あり
みかんのビタミンC・Eなどは風邪の予防や免疫力を高める作用があります。風邪をひいた時も、オーブントースターでみかんを皮ごと焦がした「焼きみかん」を食べると、発汗作用があり効果的に働きます。
□便秘に効果あり
みかんのペクチンという食物繊維は、便秘の解消に効果的!ペクチンはみかんの「じょうのう膜」(袋)に多く含まれているので、じょうのう膜(袋)ごと食べましょう。
□骨粗しょう症に効果
みかんの色のオレンジ色、βクリプトキサンチンには、骨を破壊する破骨細胞の働きを抑える作用があるので、骨粗しょう症の予防が期待できます。
□疲労回復
みかんの酸味、クエン酸は疲労回復作用があるので、スポーツで疲れたお子さんや、仕事に忙しい方は毎日、食べたいですね。
□肝臓に効く
みかんのβクリプトキサンチンは肝臓などの代謝性疾患の予防に効果があります。お酒の飲み過ぎによる肝障害の予防にも効果的なようです。
ある医療機関で温州ミカンの果汁を8週間連続摂取したら肝機能改善に有効という研究発表もあります。お酒の飲み過ぎが気になる男性の肝障害予防にも効果的なようですね。
□血管が強化される
みかんに含まれるビタミンやカロテンには抗酸化作用があるため、血液の酸化や老化を防いだり、強化したり、出血も予防してくれるといわれています。
それはペクチンがコレステロールを分解、カリウムが血液を弱アルカリ性にキープしてくれるからで、動脈硬化や高血圧の予防に期待できます。
また、ビタミンPも毛細血管を破れにくくする効果もあるので、高血圧で脳卒中が心配な中高年の人に美味しく食べてもらいたい果物。
□美肌効果
みかんの酸味、クエン酸は血行を良くし、ビタミンCはシミの原因となるメラニン色素を抑制する効果が期待できます。
また、ビタミンAは細胞や粘膜を丈夫にする働きがあり、コラーゲン生成を助けてくれます。肌のハリや潤いをキープ!シワのないプルプル肌になります。
みかんは潤い肌をつくる効果があるので、肌が気になる女性にも、みかんを常食してほしいものです。
□みかんの白いスジ
みかんの袋や、白いスジの部分にもたくさんの栄養素が含まれています。袋や白いスジには食物繊維、ビタミンB、Cが豊富に含まれていて、その量はキレイに取り除いて食べた場合の4倍も摂取できるのです。
実に利用価値が高いみかんは捨てるところがない!袋や白いスジは取り除かないで食べましょうね。
□みかんの皮「陳皮」
みかんの皮は漢方の生薬として使われているほど体にいい要素があるのです。日本では七味唐辛子に利用されているのを知っていましたか?
みかんの皮は、漢方では「陳皮」(チンピ)と呼ばれています。熟成したみかんの皮を乾燥させたもので薬膳では古いものほど高価とされています。消化や胃腸の働きを高めたり、しゃっくりや嘔吐を鎮めてくれる効果があるので、お味噌汁やスープに入れて活用してみて!
また、陳皮を煮出した汁にシャンプー後の髪の毛をつけるとリンス代わりに!しっとり艶々な髪の毛になるようなので、試してみては!
□陳皮の作り方
みかんは40℃のお湯で表面を良く洗います。むいた皮をあらく刻み、ザルに広げて、カラカラになるまで1週間程度干すと完成。清潔な保存瓶に入れて保管してね。細かくする場合はミキサーやミルで砕くと良いです。
みかんって、とてもたくさんの効果があるのですね。みかんの箱が薬箱に見えてきますね。様々な作用があるので家族みんなでみかんを食べましょう。