柿は便秘解消に効果が期待できる?それとも便秘を引き起こす?

皆さんは、柿に対してどのようなイメージを持っていますか。
実は、柿には便秘解消や疲労回復、二日酔いの回復効果など様々な健康効果が期待できます。
その中でも特に注目したいのは便秘解消効果!
一体、柿にはどのような秘密が隠されているのでしょう?

今回は、柿の便秘解消効果や柿を食べる際の注意点について、ご紹介します。

柿には便秘解消の効果が!

一般的に柿には便秘解消の効果があると言われています。
では、柿に含まれる何の成分が便秘解消に関係しているのでしょうか。
ここでは、柿の重要な成分を摂取方法と共にご紹介します。

その重要な成分というのは「食物繊維」です。
食物繊維は柿に多く含まれ、ステロイドホルモンや脂肪物質を吸収し排出する働きがあります。
ステロイドホルモンは、別名「ストレスホルモン」とも呼ばれるため、排出する事で身体に好影響を与えるのです。
その他、食物繊維は腸内細菌に働きかけ、腸内細菌が増えるのを助けます。

以上の働きによって腸内環境が良好になり、便秘解消効果が得られるのですね!
しかし、食物繊維の排便効果は“腸内のpHがアルカリ性”でなければ得られません。
腸内環境をアルカリ性に保つには、油ものを控えめにしたり食生活の乱れを無くしたりする必要があります。
これらは日々の生活で注意するよう、心がけましょう。

次に、摂取方法についてご説明します。
もちろん、普通に生の柿を食べるだけでも食物繊維を摂取する事はできるのですが、おすすめは「干し柿」にして食べる事です。
実は、干し柿は生の柿と比べ、食物繊維がなんと約3倍も多いのです!
これはかなり魅力的ですよね。

柿を食べ過ぎると便秘になるって本当?

柿に便秘解消の効果がある事は分かりましたね。
しかし、便秘解消効果が得られるのは適度な量を食べた時のみ。
これには柿に含まれる「タンニン」という成分が密接に関わっています。

タンニンには腸の粘膜に働きかけ、腸の運動を抑制するという働きがあります。
したがって、下痢や軟便の方には正常な排便に戻すという意味で効果がありますが、元々正常な排便の方がタンニンを摂り過ぎてしまうと便秘になる可能性があります。

何事も「過ぎたるは猶及ばざるが如し」という事ですね。
適量を摂るように心がけましょう。

まとめ

本記事では、柿の便秘解消効果をもたらす成分と、柿の過剰摂取による弊害について詳しくご紹介してきました。

渋味と甘味が味わえる柿。
秋になると食べたくなる人も多いでしょう。
私も秋になれば、適度な量を食べて楽しんでいます。

健康効果を目的に柿を食べる方は、食物繊維の働きを十分に得るためにも、普段の食生活にも気をつけて下さいね。
皆さんも、柿をおいしく食べ、心も身体も健康になりましょう!

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