りんごを塩水につけて変色防止!

カットしたりんごをそのまま置いておくと、あっという間に色が変わってきてしまいます。茶色っぽくなったりんごはなんとなく食べるのをためらってしまいますよね。りんごの変色を防ぐためには、塩水を利用するのがお勧めです。

りんごが変色するのはなぜ?

そもそもりんごが茶色く変色するのはなぜでしょう。
それはりんごに含まれているポリフェノールなどが空気に触れることで酸化酵素が働き、酸化するからです。ちなみに酸化しても腐っているわけではなく、食べても問題はありません。
塩水につけることでナトリウムイオンが壁を作り、酵素の働きを抑えてくれるようになります。だからりんごの変色は塩水で防げるのですね。

りんごの変色を塩水で防止する方法

りんごをつける塩水の濃度は、0.5%程度です。水200ccに食塩1gほどで十分ですよ。
時間も30秒ほどつければ、5〜6時間程度変色せずに保てます。あまり長くつけてしまうと、りんごの栄養素が溶け出してしまう可能性がありますので、長くても1分程度にとどめてください。
ポイントとしては、切ったらすぐに塩水につけることです。また、つけた後はラップなどに包んでなるべく空気に触れないようにしておきましょう。

塩水以外でも変色を防止出来る?

りんごの変色を塩水で防げるとわかっていても、しょっぱくなりそうでイヤだと思ってる人はいませんか?確かに薄い塩水でも、多少しょっぱさを感じる人もいると思います。そんな人は塩水以外の方法を試してみてください。
例えばハチミツ水です。200ccの水に大さじ2のハチミツを入れてよく混ぜます。あとは塩水と同じように、切ったりんごをつけるだけです。
それから、砂糖水でも大丈夫です。200ccの水に大さじ1の砂糖を入れたものを使います。砂糖水につける時は、塩水につけるより少し長めにつけておきましょう。それでも5分もつければ十分ですよ。
最後にレモン水です。200ccの水にレモン汁大さじ1を入れて混ぜます。砂糖水と同じように少し長めにつけておけば、変色を防ぐことが出来ます。
ハチミツ水や砂糖水なら、甘みが増すのでお子さんも喜ぶのではないでしょうか。もちろんしょっぱいのが苦手な大人にも、お勧めですよ!その日の気分で変えてみるのも楽しいですね。

りんごをお弁当のデザートに入れたい時や、1度にまるごと1つ食べられそうにない時は、塩水や砂糖水などを上手く利用して、変色を防いでくださいね。