ぶどうの皮に隠された秘密~驚くべき健康効果に迫る!~

みなさんはぶどうを食べる際、皮ってどうしていますか?
果実は美味しく食べ、皮は特に気にせず廃棄してしまう方がほとんどではないでしょうか?
でも、ちょっと待ってください!
実は、ぶどうの皮には驚くべき健康効果があるのです。
今回は、ぶどうの皮に隠された秘密をご紹介しましょう。

ぶどうの皮には秘密がいっぱい

みなさんは、ぶどうが目にいいって、聞いたことありませんか?
ぶどうの皮には、「アントシアン」と呼ばれる成分が多く含まれています。
この成分は、眼精疲労や活性酸素の除去に効果があります。
アントシアンはポリフェノールの一種で、悪玉コレステロールの発生を防ぎ、血液をきれいにする働きがあるのです。
なんと動脈硬化やがん予防にも期待が出来るのです。
美味しく食べられて健康にも良いなんて、まさに一石二鳥ですよね。

デラウェアなどの赤ぶどうの皮には、「レスベラトロール」という発がん性を抑える効果のある成分が多く含まれています。
ご存じの方も多いと思いますが、ポリフェノールや食物繊維は健康や美容にいい成分として、以前から脚光を浴びているのです。
とりわけ、ぶどうを皮ごと搾って作る赤ワインに多く含まれますが、生のぶどうを皮ごと食べてもたくさん摂取する事ができます。

ぶどうの皮はなぜ渋い?

ところでみなさんは、ぶどうの皮を食べた時に「苦い」とか「渋い」と感じた事はありませんか?
ぶどうの皮には、レスベラトロールの他にも、“タンニン”や“カテキン”といったポリフェノールが含まれています。
こちらは、ぶどうの中でも紫色の品種や皮が厚いものに多く含まれていて、抗酸化作用を期待する事ができます。
苦みや渋みは、わたしたちが皮を剥いて食べる原因になっているものの、このような効能を聞くと、廃棄するのがもったいないと感じてしまいますよね。

ちなみに、皮の表面に見られる「ブルーム」という白い粉は、果皮から分泌されるロウ物質です。
こちらは、病気から実を守り、乾燥も防ぐ役割を担っています。
農薬ではありませんから、小さいお子さんが食べても安全ですよ。
食べる直前まで洗い流さずにつけておくことをおすすめします。

まとめ

今回は、ぶどうの皮をテーマにお話ししました。
中には、皮ごと食べられるぶどうもありますから、皮を剥く手間が省けて良いでしょう。
お子様のおやつにも、ぴったりですね。
今も、一般的にぶどうの皮を剥いて食べる日本人の口に合うよう、皮の薄いぶどうの研究がなされていますから、私も常に新商品がないかチェックしています。
これからが旬の美味しいぶどうを、ぜひ皮付きのまま食べてみてくださいね。