桃にはたくさんの品種がありますが、好みによって大きく2つに分けることができます。それは、「柔らかめの桃」と「硬めの桃」です。
それぞれの好みに合わせた桃の品種やその特徴など、おすすめの桃を紹介させていただきます！
○柔らかめの桃の品種
収穫の時期で見てみると、前半に出回る桃が比較的柔らかめの桃が多いようです。
種類で分けると、白鳳系になります。
白鳳系は柔らかいという特徴以外に、果汁が豊富でジューシーという特徴もあります。
柔らかめの桃の品種でおすすめは、以下の通りです。
1．「日川白鳳」
日川白鳳は甘味が強めで果汁は多く酸味は少ないという、白鳳系の特徴のままの品種です。「白鳳」の枝変わり品種として誕生し、1981年に品種登録されました。
繊維も少なく、柔らかめの桃が好きな人にはぴったりの品種です。
2．「浅間白桃・夢あさま」
「高陽白桃」の枝変わりで誕生した「浅間白桃」は、1974年に命名されました。着色が良く外観も優れており、果肉は緻密でジューシーな上、糖度も高めです。そして酸味は弱くて香りがよく品質は大変良好です。しかし、栽培が難しく、希少な品種でもあります。見かけたらその幸運を逃さないことをおすすめします。
○硬めの桃の品種
シーズン後半に硬い桃が比較的多くなるのは、桃がたくさん太陽を浴びると身を守ろうとして、中の繊維が硬くなるからと言われています。
硬い桃でも追熟させると柔らかくなる品種や、硬いままの品種もあります。
硬めの桃の種類は、白桃系に多くあります。
白桃系は木になっている時間が長い分、白鳳系に比べ実が大きく、糖度も高くなる傾向にあります。硬めの桃の品種でおすすめは、以下の通りです。
1．「川中島白桃」
硬い桃が好きな人にはもってこいの品種と言えば、「川中島白桃」でしょう。
噛んだ時にしっかりとした歯ざわりを感じられ、食べ応えもあります。
甘さは十分にあり、酸味は少なめです。
さらに日持ちも良いことからも、人気があります。
2．「あかつき」
「あかつき」は神奈川県にあった果樹試験場で、「白桃」と「白鳳」を交配して育成された桃です。
果汁は豊富ですが実はやや硬めで、強い甘味にほどよい酸味があります。
「川中島白桃」だと硬すぎると感じる人には、「あかつき」がおすすめですよ。
今回は桃の硬さに着目して、おすすめの品種をご紹介しました。
ただ、桃は全国で100種以上が栽培されているとも言われていますので、あなた好みの桃は他にもあるかもしれません。
是非、たくさんの品種を試してみて、あなた好みの桃を探してくださいね！
