りんごの見分け方はおしりにある!

あなたはりんごを買う時、どこをチェックしていますか?
美味しいりんごを選びたいなら、りんごのおしりがポイントになります!
今回は赤いりんごの見分け方を、おしりにポイントをおいて説明します。

りんごのおしりって?

りんごのおしりとは、ヘタと反対側の下の部分です。
くるっとひっくり返して見てみてください。
ここが深くくぼんでいて丸みのある、きれいな形のものが美味しいりんごの条件の1つです。
おしりがとがっているものは避けるのが無難です。
おしりの部分が緑色のものも、完熟していません。
濃い黄色になっているものを選びましょう。
さらに「さんふじ」や「こうとく」などの蜜が入りやすい品種で、おしりが赤やオレンジに近い色のものは、蜜入りの可能性が高くなります。
お尻の果皮が縦に割れているものも、完熟の証です。
ちょっとスーパーではできないかもしれませんが、もう1つ蜜入りりんごの見分け方があります。
両手でりんごを覆うようにして持ち、白熱灯や太陽にかざしておしりの方からのぞいてみる方法です。
透き通るように見えるりんごは、蜜入りの可能性が高くなります。
おしりを見るだけで、これだけたくさんのチェックができるんです。
だからりんごの見分け方はおしりが大切なんです!

りんごはおしりの方が甘い?

ご存知かもしれませんが、りんごの糖度は場所によって均一ではありません。
枝についている上側の方が赤いですし、栄養が届いて甘いのでは?と思いますよね。
でも実はおしりの方が甘い傾向にあります。
そしてさらに皮に近い外側の方が、糖度が高くなります。
おしり側が甘い理由は、糖が重いからと言われています。
りんごは花から実が膨らみ始める頃は、上を向いています。おしりが上にあるのです。
それが成長するにつれて実が重くなり、おしりが下になります。
だからヘタのついている部分に日光がよく当たり、赤くなっていきます。
りんごが赤くなるのは、甘いからではなく、日光をたくさん浴びているからなのです。
その結果、甘くなるというわけです。
りんごの木で、時々逆さ実のりんごを見かけることがあります。
基本的に、逆さ実になるりんごは摘果されるので、育ちません。
摘果されずに育った実は、上が緑色でおしりが赤くなっています。
残念ながら市場価値はなく、加工品などになります。

スーパーなどでりんごを見ると、必ずヘタが見えるように並んでいると思います。
真っ赤な部分がとても美味しそうに見えますよね。
でもこれを読んだみなさんはその光景だけで判断せず、おしりを必ずチェックしてくださいね。