せとかをおいしく食べるための切り方を知っていますか?

甘みが強く酸味が弱い食べやすいみかんの代表せとか。
そんなせとかをもっとおいしく食べる方法があることを知っていますか?
実はその切り方には、ある工夫が必要なのです。せとかをよりおいしく食べられる切り方をマスターして、せとかを味わってみませんか?

[せとかはここがオススメ!]

せとかは食べやすいみかんの代表と言いましたが、皆さんはせとかのことをどれだけ知っていますか?
せとかは品種登録されてから20年足らずの、みかん界の新人です。そのため、まだまだ生産量・流通量が少ない希少品種となっているので、初めて聞く方も多いのではないでしょうか。

せとかの特徴を一言で表すと、ズバリ「柑橘の大トロ」です。トロリととろける食感と濃厚でジューシーな味わいで、口に入れた瞬間にみかんの果汁が口いっぱいに広がります。温州みかんより少し大きめのみかんで、手にとった瞬間からみずみずしいオレンジの香りが広がってきて食欲をかきたてるという、まさに良いとこ取りの品種なんです。想像しただけでもおいしさが伝わってきますよね。

そんなせとかは、外の皮が柔らかく簡単に手で皮がむくことができます。また、内皮も柔らかいので、内皮が苦手な方も内皮ごとおいしくめしあがることができます。さらに、せとかにはほとんど種がないのが特徴です。小さなお子様やご年配の方が種を間違って飲み込んでしまう心配が少ないので、老若男女関わず、みんなで安心して楽しむことができます。

[せとかを切って楽しむ]

手で簡単に皮がむけ、誰でも楽しむことができるせとかですが、その薄く柔らかいという皮の性質上、皮がむきにくい場合があります。

そのような時にはスマイルカットと呼ばれる八つ切りをオススメします。
八つに切ると聞くと、多くの人がみかんのヘタに対してまっすぐ包丁をいれようとすると思います。しかしスマイルカットは、まずみかんに対して水平に包丁をいれるのがポイントです。水平方向にせとかを半分にカットしたら、そのあとにそれぞれを4等分します。カットした部分の皮がむきやすくなっているので、そこから皮をむくようにすると良いでしょう。

希少価値が高いため、少しお値段が高めに設定されているせとかですが、スマイルカットでみんなでシェアして、ぜひ一度ぎっしりと詰まったせとかの果肉を味わってみてください。みなさんの顔にもスマイルがきっとあふれますよ。
お値段以上の価値ありですよ。