果物に含まれるビタミンCってどれくらい!?みかんと比べてみよう!

果物にはビタミンCが豊富に含まれているイメージを持っている方が多いのではないでしょうか。
とは言え、どの果物にどれくらいのビタミンCが含まれているかはっきりとは分かりませんよね。
そこで今回は、みかんと他の果物のビタミンCの含有量を比較してみたいと思います。
みかん以外にもビタミンCが豊富に含まれている果物があるのです。

[みかんよりもビタミンCが多く含んでいる果物がけ結構ある?!]

ビタミンCが多い果物と言えば、まずみかんをはじめとした柑橘類をイメージする人が多いと思います。しかしながら、実はみかんに含まれるビタミンCは決して多くはないんです。
100g中の含有量はみかんではおよそ35mg~50mgと言われていますが、キウイではおよそ70mg、イチゴはおよそ60mg、柿はおよそ70mgと、みかんよりも沢山のビタミンCを含んでいる果物が結構あります。意外に感じた方も多いのではないでしょうか。

[でもやっぱりビタミンCをとるならみかん!]

みかんにビタミンCの含有量が多くないのなら、他の果物を食べた方がいいと思った方が多いのではないでしょうか。
実は、含有量が多いからと言って沢山摂取できるとは限らないんです。なんとビタミンCの摂取率で言うとみかんは他の果物に比べて高くなるんです。

含有量が多くないのにビタミンCを多く摂取できるというのは不思議ですよね。
それは、ビタミンCが水溶性ビタミンであることと関係しています。ビタミンCはとても弱く、熱や水で壊れるだけではなく、皮をむいている間にも壊れる可能性があります。

イチゴは洗いますし、柿やキウイは皮をむいて食べますよね。そのためビタミンCがどんどん減っていってしまい、実際に摂取したのはほんとわずか…なんてことも少なくないのです。
しかしながら、みかんには厚い外皮と薄い内皮があるので、ビタミンCが食べるまでに減っていくことがほとんどありません。そのうえ、摂取を助けるビタミンAやEもみかんの中には含まれているので、とても効率よくビタミンCを摂取することができるんです。

つまり、逆に言えば、薄皮をむいてみかんを食べてしまうと、他の果物と同様に口に運ぶまでの間にビタミンCはどんどん壊れていってしまいます。そのため、みかんは薄皮ごと食べることをオススメします。薄皮が苦手な方は薄皮が柔らかい品種もあるので、食べ比べて、薄皮ごと食べられるみかんを探してみてはいかがでしょうか。