みかんの種類別によるビタミンCの含有量を比較してみよう

皆さんはみかんの種類をどれくらい知っていますか?
一口にみかんと言っても種類によって、ビタミンCの含有量が異なってきます。
そこで今回は、みかんの種類別によるビタミンCの含有量を紹介していきたいと思います。
それぞれのビタミンCの含有量の目安を把握して、今の自分に合ったみかんを探してみましょう。

[食べやすく手に入りやすい愛媛みかん]

愛媛みかんは愛媛県産の温州みかんのことです。早生みかんやハウスみかんなども温州みかんをつかっています。愛媛みかんには、ビタミンCはおよそ35mg含まれています。

ハウスみかんとしても育てられ冬だけでなく夏にも食べられるのが特徴です。酸味が弱く、甘みが強いためどの年代の方でも食べやすい味となっています。内皮が柔らかく果汁が多いのも魅力です。早生みかんになると酸味が強くなるので小さなお子様には注意が必要です。

[初夏に食べたい甘夏]

春〜初夏にかけて旬を迎える甘夏はおよそ38mgのビタミンCを含んでいます。
甘夏の独特の苦味は暑くなり始め、疲れの出やすい初夏に人気です。ビタミンCだけではなく、クエン酸やビタミンB1もたくさん含んでいるので疲労回復にも役立ちます。

酸味が強く、甘みも抑え目なので、食べやすさの好みは分かれますが、プリプリとした食感の実には甘酸っぱさがぎっしりつまっており、日ごろの疲れを癒やしてくれます。甘酸っぱさが苦手な方は皮ごとマーマレードやジャムにすることをオススメします。

[丸かじりして楽しめるきんかん]

柑橘類の中で最も実が小さい品種であるきんかんは、実はその小さな実にたくさんのビタミンCが含まれています。100gあたりにおよそ49mgものビタミンCが含まれているんです!
きんかんは皮だけを食べる、というイメージを持っている方にぜひ試してもらいたいのが「完熟きんかん」です。普通のきんかんよりも大玉で、肉厚な果肉は食べた瞬間に、口の中に爽快感が広がります。酸味が弱いので、小さなお子様も丸ごとパクッと楽しめるのが特徴です。一度丸ごとパクッと食べると、その魅力に手が止まらなくなってしまいますよ。

このように、一口にみかんと言ってもビタミンCの含有量は異なります。時期や好み、ビタミンCの含有量などたくさんのみかんを比べて、自分好みのみかんを探してみてはいかがでしょうか。