スーパーフルーツ!みかんの栄養「焼きみかんで栄養UP!」

みかんのおいしい冬、皆さんは“みかん”をどのように食べますか?冬こたつでTVを見ながらのみかん…おいしくて何個でも食べてしまう!ですよね。しかし、こたつでみかんはまだまだビギナー、みかん好きはエキスパートな食べ方をしています。

皆さん焼きみかんを知っていますか?焼きみかんは“愛媛”“和歌山”などのみかんの産地、東北地方や九州で多く食べられているのですよ。この焼きみかん、実は古くから日本の各地でしめ飾りを燃やす“どんど焼き”の時に、一緒に鏡餅のみかんも入れ焼いて食べる習慣がありました。寒い冬をみかんの効能で乗り切ろうという知恵ですね。

□みかんの栄養が失われるのでは?

みかんのビタミンCは熱に弱い栄養素ですが、みかんを焼いても皮が守ってくれているので安心。果肉のビタミンCが失われにくいようです。

みかんに多く含まれるビタミンCやβ-クリプトキサンチンなどの抗酸化物質は免疫力のUP、風邪などの病気の予防、美肌効果やアンチエイジング効果を期待できます。みかんは美肌、若返り、寒さ、暑さ、疲労、苦痛、心痛、睡眠不足、ストレス、喫煙などに作用が働くといわれているスーパーフルーツなんです!

また、焼きみかんには大量のβ-クリプトキサンチンが含まれているので、強い発ガン抑制効果があるといわれています。「発ガン抑制効果」があるβ-クリプトキサンチンを大量に摂取できる食べ物は“焼きみかん”以外にはないのですよ。

□焼きみかんの美味しさ

焼いたみかんは甘みがギュッと凝縮、ジューシーでホクホク!香りは焼き芋のように香ばしく何ともほっとする懐かしい気持ちになります。ギュッと恐縮された甘さと触感が病みつきになります!

□皮をむいて食べる?

焼きみかんは皮も食べられます。皮をむいて食べた場合も、生で食べるよりみかんの効能が凝縮されます。焼くことで皮の有効成分ビタミンCやβ-クリプトキサンチンが果肉に浸透するので、生で食べるより断然、高い効能が期待できるのです。

また焼くことによって皮が向きやすくなりますよ。焼き立ては熱いのでお箸で皮を剥いて、フーフー、ハフハフしながら頬張りましょう!

□焼きみかんの作り方

●オーブントースターで焼く

みかんを丸ごとオーブントースターに入れ、途中1度ひっくり返し、みかんの皮に焼き目がつくまで5〜10分程度加熱するだけ。とっても簡単!

●フライパンで焼く

フライパンの上にみかんをのせて焼きます。皮が真っ黒になってパンパンに膨れますが、中身は焦げていないので大丈夫。

●魚焼きグリルで焼く

魚焼きグリルの網のうえにのせて焼くのもOK!上が焦げてきたらひっくり返します。みかんの表面がふっくらと張ってきて、皮が丸く焦げてきたら完成!焼時間の目安は5~10分ぐらいです。

焼きみかんは簡単にできます。みかんは健康維持には欠かせない柑橘系フルーツ!今年の冬は焼きみかんにトライしましょう!

□焼きみかんの香りでアロマテラピー

みかんを焼くと香ってくる爽やかな香り、それは「テルペン」という成分です。このテルペンは、なんとハーブやバラの特徴と共通した香りなのです。

みかんの皮の小さいプチプチを絞ると精油がでてきます。この精油はプロがアロマテラピーで使うオイルなのです。このみかん系オイルの香りは沈んだ気持ちを前向きにしたり、高揚した気分をおちつける効果があります。焼きみかんのアロマテラピー効果で癒されてみてはいかがでしょう。