『「みかん+オレンジ」の新品種、はれひめ!人気の秘密とは?

『はれひめ』というみかんをご存知ですか?
『はれひめ』は、2001年10月9日に命名登録された比較的新しいみかんの品種です。
みかん業界で今話題となっている、みかんの甘みとオレンジの香りの両方を併せ持つ、いいとこ取りの品種となっています。
そこで今回は、人気のみかんの新品種『はれひめ』についてじっくりと紹介していきたいと思います。

新品種のみかん、はれひめの生い立ちとは?

まず、はれひめはいつ、どのようにして生まれたのか、その生い立ちについて話していきます。

はれひめは、平成2年に果樹研究所カンキツ研究部興津において生まれました。
清見タンゴールというみかんとオセオラオレンジを交配したものに、さらに宮川早生みかんを交配し育成されました。
わかりやすく言うと、清見タンゴールとオセオラオレンジを交配したものをE-647と呼びますが、E-647に宮川早生みかんを交配したものがはれひということです。

清見タンゴールは、ボリュームのあるアメリカ産のオレンジと甘みが強い日本の温州みかんを交配して生まれた、とろける果肉とあふれる果汁が特徴的な品種です。
宮川早生みかんは、温州みかんの一種で比較的早い時期に収穫されたものを指します。

これらのことを考えると、新品種はれひめは清見タンゴール由来のオレンジのとろける果肉と香り、宮川早生みかん由来のみかんの甘さを併せ持った品種といえます。
つまり、みかんだけでは物足りない香りと、オレンジだけでは不十分な甘さを補足的に同時に楽しめるのがはれひめなのです。

新品種のみかん、はれひめの特徴とは?

次に、新品種のみかんであるはれひめの特徴についてお話ししていきます。

ずばり、はれひめの特徴とは前述の「みかん+オレンジ」のいいとこ取りということです。
つまり、温州みかんの甘さとオレンジの香りとジューシーさが特徴です。
みかんの甘さを楽しみながら、オレンジ特有の香りと歯ごたえを楽しむことができるのです。

また、オレンジの血が流れているので、はれひめの果皮は約4mmとやや厚めです。
ところが、みかんの血も流れているので、果皮はやわらかく、手で簡単に剥くことが出来ます。
清らかでツルンとした果皮は、みかんのように一部分剥いてしまえば、そこからするすると剥いていくことが出来るのです。

さらに、中の房も1つ1つが分離しやすく、みかんのように食べられます。
種がほとんど無いことも魅力的です。

みかんの新品種、はれひめのここがおススメ!

最後に、はれひめのおすすめポイントについてです。

はれひめのおすすめポイントは、前述したように「みかん+オレンジ」のいいとこ取りということです。

繰り返しになってしまいますが、みかんの甘みとオレンジの香りとジューシーさを兼ね備えているのです。
みかんのように甘く、袋がやわらかいので食べやすいのはさることながら、オレンジのように果肉の一粒一粒がプリプリしていて食感も楽しめます。

このようにして、みかんとオレンジのいいとこ取りをした、とっても美味しい柑橘類であるはれひめが出来上がったというわけなのです。

まとめ

ここまで、みかんの新品種であるはれひめについて掘り下げてきました。
はれひめの特徴、魅力そしてオススメポイントは、「みかん+オレンジ」のいいとこ取りということです。
そのため、みかんの甘さとオレンジの歯ごたえを同時に楽しむことが出来るのです。
とっても美味しいみかんなのですよ。

はれひめが人気である理由が納得できますよね。
あなたも、みかんとオレンジのハーモニーをはれひめで楽しんでみてください。