日本の秋に欠かせない果物といえば、柿ですよね!
スーパーの店頭に鮮やかな橙色の柿が並んでいたら、ついつい買ってしまう方も多いと思います。
突然ですが、栄養豊富な柿を、実だけ堪能するのはもったいないとは思いませんか?
今回は、柿をまるごと楽しむために、無農薬栽培の柿を買うメリットについて詳しくご紹介します。
柿にはたくさんの栄養が詰まっている!
皆さんは柿の栄養についてご存知でしょうか。
まず、柿の実には、ビタミンC、ビタミンA、タンニン、カリウム、食物繊維が豊富に含まれています。
柿に含まれるビタミンCは、レモンに次いで多いと言われています。
ビタミンC、ビタミンAは免疫力を上げる効果があるので、柿は季節の代わり目で風邪を引きやすい秋に最適な果物なのです。
タンニンは、二日酔いの予防解消に効果を発揮します。
カリウムは、血圧を正常に保つ作用が期待できます。
食物繊維は、便通改善に効果が期待できます。
そして、柿の栄養が最も詰まっている所は、実は、柿の「皮と実の間」なのです!
ビタミンCもビタミンAもタンニンもカリウムも食物繊維も、実の部分よりも皮に近い部分の方が多く含まれています。
という事で、柿の皮を剥いて捨ててしまうのは、大変もったいない事なのです!
柿を丸ごと食べるなら無農薬栽培を選ぼう!
とはいえ、柿をまるごと食べようとしても、気になるのが柿の皮についた農薬やワックスですよね。
日本で農薬の量は、人体に影響を及ぼさない程度に規定されています。
しかし、少しずつ体内に農薬の成分が蓄積して、何十年後かに病気を発症する事も絶対に無いとは言い切れません。
だから、柿の皮を食べる際は無農薬栽培のものを買う事を強くおすすめします。
突然ですが、皆さんは「無農薬栽培」と「有機栽培」の違いをご存じですか?
有機栽培とは、化学合成農薬と化学肥料を使用しておらず、有機肥料で栽培する方法です。
ですが、有機栽培においては、条件付きで使用が許可された農薬は使用して良い事になっています。
したがって、有機栽培の作物が必ずしも無農薬とは言えないのです。
無農薬栽培は、文字の通り農薬不使用で栽培しています。
国産の作物は、柿を含め、安全は保証されていますが、皮を食べるなら無農薬栽培のものを選んだほうが良いと思いますよ。
まとめ
ここまで、柿の実と皮の栄養、そして、無農薬栽培についてご紹介してきました。
柿はとても栄養の豊富な果物であり、特に実と皮の間に栄養が詰まっているというお話でした。
柿の皮を剥いてしまうと、一番栄養の詰まった部分を捨ててしまう事になるため、とてももったいないです。
柿を皮ごと楽しむためにも、無農薬栽培のものを選び、健康に留意した食生活を送ってみてはいかがでしょうか。