私たちは普段、みかんとオレンジを別物として考えていますよね。
しかし、どこが違うのかはっきりと説明できる人は、少ないのではないでしょうか。
みかんとオレンジの違いは、決して、味や見た目だけではありません。
本記事では、みかんとオレンジの違いを、様々な角度からご紹介したいと思います。
みかんとオレンジの歴史的な違い
みかんとオレンジは2つとも柑橘系の仲間で、みなさんのご想像通り、祖先が同じです。
どちらも、インドの野生のミカンが原種とされています。
ここから進化した過程で、みかんとオレンジに違いが出てきたのです。
では、どのように進化したのでしょうか。
みかんは、中国からアジアへ広がっていったと言われています。
一方、オレンジの方はスペインやポルトガルのような地中海沿岸に伝わった後、アメリカに伝わり、独特な品種になったと言われています。
明治時代から日本に輸入されるようになりました。
みかんもオレンジも、祖先は一緒でも、別ルートで進化した果物だったのですね!
それでは次に、みかんとオレンジの食材としての違いについて見ていきましょう。
みかんとオレンジの栄養面の違い
みかんとオレンジの味や見た目の違いは、みなさんもご存じだと思います。
オレンジの皮はみかんの皮よりも厚い事、また、オレンジは種を持つのに対しみかんは種を持たない事は、周知の事実でしょう。
実は、その他にもみかんとオレンジには違いがあるのです。
それが、みかんとオレンジの栄養面での違い!
それでは早速、各々の栄養価について見ていきましょう。
〇みかん
・100gあたり約46kcal
・ビタミンCと風邪予防に効果の期待できるシネフィリンが多く含まれる
・1日の疲労回復に必要なクエン酸を1個で補える
・βカロテンや、がん予防・骨粗しょう症予防に効果のあるβクリプトキサンチンが含まれる
オレンジ
・100gあたり39kcal
・みかんと同様風邪予防、美容、疲労回復に効果が期待できる
・高血圧に効果のあるカリウムが含まれる
・食物繊維であるペクチンが多く含まれ便秘の解消に効果が期待できる
以上が、みかんとオレンジの詳細です。
みかんとオレンジの栄養価の違いについては先祖が同じ分、大きく異なるものではありませんが、栄養素の違いによってその効果に若干の差が出ます。
したがって、より自分が求めている効果を発揮する方を食べると良いでしょう。
まとめ
今回は、みかんとオレンジの違いについて、歴史的側面と栄養的側面の観点からご紹介しました。
私も、栄養の違いや歴史の違いを初めて知った時、ものすごく驚きました!
栄養価の違いとしてはわずかですが、栄養素に差があるため、目的に応じてどちらを食べるか変えるのも良いでしょう。
今度みかんを食べる時に、この記事を思い出してみて下さいね。