果物の中には、冷凍するとより美味しく食べられる物があるって、ご存知でしたか?
多くの人が果物を冷凍するのは、単純に長持ちさせたいからですよね。
しかし、それだけではありません!
ぶどうもまた、冷凍することで味に良い影響を与えるのです。
今回は、ぶどうを冷凍するメリットとその保存方法についてご紹介しましょう。
なぜぶどうを冷凍すると良いのか?
みなさんは、常温で食べるぶどうよりも冷凍したものの方が美味しかったという経験、ありませんか。
これは一体、なぜでしょう?
実は、ぶどうにはなんと、冷やされると甘みが増してくるという特徴があるのです。
これには、ぶどうに含まれている”ある糖分”が関係しています。
その名も「フルクトース」!
ぶどうには、このフルクトースという果糖が含まれており、冷やしたり冷凍したりすることで作用する仕組みになっているのです。
これぞまさに、ぶどうをより美味しく食べるベストな方法と言えるでしょう。
ぶどう以外では、みかんにも多く含まれています。
確かに、みかんも冷凍すると美味しいですよね。
フルクトースは、温度によって甘みの度合いが左右されますので、少し暖かい環境だと甘みを感じにくいかもしれません。
より甘さが感じられやすいのは、粒が小さいより、粒が大きいぶどうになりますので、冷凍用に選ぶ時は大粒の物を選びたいですね。
粒の大きいぶどうには、例えば、巨峰やナガノパープルが挙げられるでしょう。
粒が大きい方が、比較的果糖が多く含まれていますので、さらに甘みを感じられるかもしれません。
ぶどうは房から切り離して冷凍をするべし
ぶどうは、きちんとした下処理をして冷凍をすると、長くて1か月くらい食べることが可能です。
下処理といっても、特に難しいことをする必要はありません。
ぶどうを房ごと水で洗った後、1つ1つ房から切り離して、保存用の袋に入れて冷凍するだけです。
簡単ですよね?
ただし、注意点として、ぶどうに少しでも水分が付いていると、霜ができて味が落ちてしまいますので、袋に入れる前にキッチンペーパーで吹くのを忘れないようにしましょう。
そして袋に入れる際は、なるべく重ねず、平らになるように入れておくと、万遍なく凍ります。
さらに、冷凍するメリットには、甘さが増すだけではなく、皮が剥きやすくなることも挙げられます。
例えば、小さなお子様のいるご家庭の場合、子供自身で中々皮が剥けずに苦労した親御さんもいるのではないでしょうか?
冷凍すると、生よりも皮が綺麗に剥けますので、皮剥きが苦手な人でも簡単に食べることができるようになっていいです。
また、冷凍時間によっては、半生やシャーベット状で食べることもできますので、様々なバリエーションで楽しめるのも、ぶどうの魅力でしょう。
まとめ
今回は、ぶどうを冷凍するメリットとその保存方法についてご紹介しました。
ぶどうに含まれているフルクトースには、常温よりも冷やすことによって甘みが増してくるという特徴があります。
冷凍は、ぶどうの長期保存が可能になるだけでなく、美味しく食べるためのベストだったとは、驚きですよね!
基本的に冷凍して美味しい果物は、今回ご紹介した果糖が関係していると思って良いでしょう。
