みかんとポンカンの違い!いろいろ比べて詳しく解説!

スーパーやデパートで売られているみかんやポンカンを見て、見た目はよく似ているのにどこが違うのか、不思議に思ったことはありませんか?なんとなく違いはわかっていても、それを説明するのは難しいですよね。

ポンカンって何?

ポンカンとは、インド原産の柑橘で、大きく2つの種類に分けることが出来ます。
1つは「高梢系(こうしょうけい)」で、温暖な地域で栽培されています。サイズが大きめで丸く、ヘタの部分が少し出っ張っているのが特徴です。吉田ポンカンや今津ポンカンなどがあります
もう1つは、「低梢系(ていしょうけい)」で、太田ポンカンや森田ポンカンなどがあります。サイズは小さめで、少し平べったい形をしています。少し気温が低い地域でも栽培されていて、一般的には低梢系の方が濃厚な味だと言われています。見た目はこちらの方がみかんに似ていますね。
「デコポン」や「はるみ」の交配親としても有名で、親となるということは、優秀な品種であるという証です。

みかんとポンカンを比べてみよう

実はみかんとポンカンは大きく分けると、同じです。そもそもみかんと言うのは、ミカン科の総称であるからです。ここでは、一般的にみかんと呼ばれる「温州みかん」と比べて考えてみようと思います。
温州みかんは「有田みかん」や「愛媛みかん」とも呼ばれる、いわゆる普通のみかんです。
温州みかんもポンカンも、ビタミンやミネラルが豊富な果物です。栄養たっぷりなのはどちらも同じなのです。また、糖質は低めで、カロリーもあまり変わりません。
一見ポンカンの外皮はむきにくそうに見えますが、温州みかんと同じで小さなお子さんでも簡単にむけます。果汁は温州みかんと比べると少なめですが、その分甘みがぎゅっと凝縮されています。じょうのう(内皮)も温州みかんと同じくやわらかいので、むかずにそのまま食べられますよ。ただ、ポンカンは時々タネがあるので、それには注意が必要です。
温州みかんと比べるとポンカンは生産量が少ないので、温州みかんほど出回ってはいないかもしれません。そのため、価格は温州みかんより少し高くなりますが、大きめサイズなので、割高感はありませんよ。
旬は温州みかんと同じく冬で、特に1〜2月に1番多く出荷されています。

みかんもポンカン、どちらも美味しいみかんですから、どちらがお勧めということはありません。出来れば食べ比べて、お好みのみかんを見つけましょう!