最近ではさつまいもの専門店が登場する程、その品種が多様化しています。
豊富なラインナップの中、自分だけのお気に入りが見つかると嬉しいですよね。
その際、差があり比較しやすい品種を食べ比べると、より自分の好みが分かりやすいでしょう。
今回は、ベーシックな鳴門金時と近年人気の安納芋の違いをご紹介します。
鳴門金時と安納芋の違い~食感編~
まずは、鳴門金時と安納芋の、食感の違いをご紹介しましょう!
実は、同じさつまいもであっても食感が違う場合もあるのです!
その差は決定的に違いますから、驚いてしまう人もいるでしょう。
鳴門金時の場合は、ほくほくとした、水分量が少ない食感が特徴となっていますよね。
ですので、食べる時に果肉を割ると、ぱっくりと割ることができるのです。
分けやすく食べやすいと言っても良いかもしれません。
その一方で、安納芋は水分量が多い品種になりますから、そもそもの食感も違ってきますよね。
舌触りとしては、ねっとりとした食感と例えられることが多いでしょう。
そのため、手で果肉を触ってみると、しっかりとしているよりはねっとりして柔らかいという表現が近いかもしれません。
安納芋は、蜜芋ブームの火付け役になった品種でもありますから、蜜がこぼれ出るような甘さが特徴的になります。
ですので、甘さで比較しても、安納芋の方がより甘みを感じることができるでしょう。
鳴門金時と安納芋の違い~調理編~
鳴門金時と安納芋に見られる違いは、食感だけでなく、調理方法にもあります。
例えば、鳴門金時の場合は、お菓子系やおかず系とジャンルを問わず、調理に向いている品種であるのを聞いたことがありますよね。
つまり、この品種はどのようなシチュエーションでも向いている、万能の品種だと言えるでしょう。
ですが、安納芋の場合は話が違ってきます。
そもそも食感がねっとりしていて甘みが強いことから、お食事系の調理にはあまり向いていないと感じますよね。
例えば、天ぷらとして調理した場合を想像してみて下さい。
甘みが強いと、天ぷらにはちょっと合わないという人もいるでしょう。
ですので、安納芋の場合は、どちらかというとお菓子系の調理に向いている品種だと言えます。
お菓子は基本的に、甘みがあることを素材にも求めますので、条件的にもピッタリです。
私も、料理の際には使い分けをし、各々の良さを最大限に味わっていますよ!
まとめ
今回は、鳴門金時と安納芋の違いについて触れました。
食感や風味の違いだけでなく、加工品によっても、品種ごとに向き不向きがあるということがご理解頂けたと思います。
スイーツ感覚で楽しみたい人は、より甘さを堪能できる安納芋をチョイスしてみると良いでしょう。
ねっとりした食感が癖になること、間違いなしです!
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