シャインマスカットは、ぶどうの中でも皮ごと食べられる品種として有名です。
でも「皮に農薬がついているのでは?」と、不安に思う人もいるはずです。
実際のところ、皮ごと食べても大丈夫なのでしょうか?
ここでは、シャインマスカットの品質に関する疑問についてお答えしましょう。
シャインマスカットは皮ごと食べても問題ない
シャインマスカットの栽培過程には、ジベレリン液と呼ばれる農薬に浸す作業があります。
これは種を無くすために必要な作業になりますが、農薬と聞くと抵抗を感じる人もいるでしょう。
ですが、ご安心下さい。
こちら、安全な農薬なのです。
どのような農薬なのかと言うと、植物が本来持っているホルモン物質になります。
化学薬品のような有害な物質は一切使用されていませんから、もちろん体に影響がありません。
さらに、日本で認可されている農薬の一つですから、きちんとした調査や研究の下で使用されているのです。
また、他の品種のぶどうと同じように、ブルームと呼ばれる白い粉が付いていることもあります。
これは他のコラム記事でも紹介している通り、食べても全く問題ありません。
農薬関連の視点から考えても、シャインマスカットは皮ごと食べても大丈夫だと断言できます。
シャインマスカットを皮ごと食べる直前までの工夫
そして、シャインマスカットが皮ごと食べられる背景には、食べ頃直前に行う作業も関係しています。
シャインマスカットの実が大きくなると、必ず一房ごとに袋を被せていきます。
これには、袋を被せることで鳥から実を守るだけでなく、農薬が付着することを防ぐ役割があるのです。
栽培過程において、種を無くす作業以外にも農薬を使用する場面が多少あります。
とはいえ、ある程度成長してくると、袋を被せてしまいますから農薬を使用して守る必要がないのです。
そうなると、皮自体には農薬が付いていないことになりますよね。
従って、不安視する必要はありません。
また、日本は農薬の使用に厳しい国ですから、必要以上に使用することを推奨していません。
そのため、そもそも農薬をたくさん使用しているという情報自体が間違っているのです。
どうしても、親御さんが子どもに食べさせる時は、食べ物の品質に敏感になりがちです。
ですが、シャインマスカットは農家さんの努力で安全に栽培されていますから、安心して食べさせて下さい。
まとめ
今回は、シャインマスカットを皮ごと食べても大丈夫なのかという疑問について、お答えしました。
結論、皮ごと食べて問題ありません。
農薬の影響を心配する人がいますが、安全性の高い薬を使用し、そもそも実がなり始める段階では袋を被せてしまうので農薬が付着することはありません。
また、農薬を使用する機会は決まっていますから、心配せずに皮ごと味わっちゃいましょう!
