お気に入りを見つけよう!甘いみかんオススメ4品種

甘いみかんの見分け方は、赤(紅)い色の濃いもの、平べったい形のもの、表面が細かくデコボコしていてなんだか菊の花のような形をしているもの、また、品種によっては表面がつるつるしたもの、ヘタの切り口が薄い緑色のものといわれています。最近では様々な交配により、多くの品種が次々生まれています。

どれも甘くジューシーで濃厚な味わい、選べない…という方のために、「甘いみかんオススメ4品種」をご紹介しましょう。

□媛まどんな(愛媛果試第28号)

愛媛県のオリジナルの品種で、紅マドンナとも呼ばれています。糖度が高く甘味が強い!酸味は低めで、香りがよくジューシー。皮の色が濃く、ゼリーのようなプルプルの食感が特徴的です。

名前の由来は、夏目漱石の小説「坊ちゃん」に登場するマドンナにちなんで付けられました。

外果皮、内果皮が薄くやわらかいので手で剥くことができて、じょうのう膜(薄皮)ごと食べられます。

重さは200~250gぐらいで、旬は12月上旬から1月中旬。短い期間しか味わえない「媛まどんな」、ぜひ食べてみたいですね。

□はれひめ

みかんとオレンジの交配種で平成16年生まれの希少品種。みかんの皮のやわらかさとオレンジの爽やかな香り、味はみかんの甘さが特徴。見た目はオレンジのように皮は厚いですが、手でスルスル剥け、房も1つ1つ簡単に離れて食べやく、みかんのまろやかな果汁とオレンジのさわやかな香りが口中に広がります。

「はれひめ」は静岡県生まれで、2004年に品種登録、名前の由来は、夏と秋の季節に晴天が続くと、甘く香り高い果実になることで、「晴姫」ハレヒメ、愛媛では「瀬戸の晴れ姫」というブランド名があります。

手で簡単に剥くことができて、じょうのう膜(薄皮)ごと食べられます。

重さは150~200gぐらい、旬は12月末~2月頃、主産地は愛媛県が主で広島県などでも栽培が行われています。

□甘平(かんぺい)みかん

愛媛県の激レア高級みかん!!愛媛県オリジナルの品種で、糖度が高く甘い、酸味も控えめです。皮は薄く、中がギュッとしまっていて、大粒のプチプチ果肉の食味も一度食べたら忘れられない味です!

2月~3月頃に出回ります。2007年に品種登録された甘平は、まだまだ生産量が少なくてあまり流通していないので希少です。

名前の通り甘くて平べったく、極甘で、シャキッとした独特の食感が魅力です。甘平の果物の甘さを超越した甘さ、ぜひお試しください!忘れられない味に出会えますよ。

□デコポン

ヘタの周りがボコっと盛り上がった独特の形が可愛く、その甘さから人気のデコポンは、濃厚な甘味とまろやかな酸味とのバランスが絶妙なみかん。皮は少々厚めですが、剥きやすく食べやすい品種です。果肉は柔らかくジューシーで、ポンカンのような香りが愛される理由のよう。

12月から5月頃が旬で、1個200~250gの重さの「デコポン」の名前は、熊本県果実農業協同組合連合会の登録商標で、糖度13度以上、クエン酸1%以下の基準をクリアしたものを「デコポン」と呼びます。

品種名は「不知火(しらぬい)」といい、長崎県口之津生まれ、愛媛では「デコタンゴール」「ヒメポン」「愛の香り」という名前で売り出されています。静岡は「フジポン」、広島「キヨポン」、徳島「ポンダリン」、鹿児島県「紅デコ」「大将季(だいまさき)」、何ともかわいい名前が多いですね。デコポンは各産地の名前で売られているのです。

□お気に入りみかんを見つけよう

一言にみかんといっても温州みかんだけがみかんと思っていませんでしたか?みかんは種類がいっぱい!この「甘いみかんオススメ4品種」を参考にしてみてはいかがでしょう。

甘くて人気のある“おすすめみかん”ですが、遠くて手に入らないという方も最近ではネット販売や通信販売で産地直送、簡単にお取り寄せができます。みかんは種類がたくさんあって特徴もそれぞれ、おすすめみかんをお取り寄せして、あなたのお気に入りみかんを見つけましょう。