今、果物界でみかんが熱い!その理由を調べてみました。
□みかんが熱い!理由は?
ここ数年、みかんの種類が増えたな…と感じたことありませんか?近年のみかん業界における新品種ラッシュとそのクオリティの高さが凄いんですよ。デパートやスーパーで聞いたことも見たこともないような新種のみかんやミカンジュースを見かけることが多くなってます。みかんはどれもほぼ同じと思っていたら大間違い!みかんの大トロ…、ゼリーのような果肉…など特徴をはっきり打ち出した新種みかんがブランド名を命名し果物界を騒がせているわけです。ワインや日本酒みたいに試食会・試飲会などのイベントも開催されていたりと賑わいを見せています。あたらしい“みかん”は10年以上の歳月をかけて交配し誕生させています。そんな新種みかん、果物界で何かと話題になっていますよ。
□みかんの家系図
みなさん「みかんの家系図」をご覧になったことがありますか?その家計をたどってみると「宮川早生温州」×「トロビタオレンジ」から生まれた「清見」から次々とクオリティの高い子孫が生まれているよう。簡単にいうと誰もが知っている普通みかん(温州みかん)とオレンジのハーフ、クオーター、ワンエイス…で「いいとこ取り」の美味しいみかんが生まれているのです。
それぞれの柑橘の「家系」をたどっていくことで、柑橘のかたちや色、味、香り、食感などの特徴が受け継がれていることがなんとなく見えてくるかと思います。皆さんの知っている品種を、ぜひ見つけてみてください。
□温州みかん(普通みかん)が英語でSatsuma〈サツマ〉と呼ばれる理由
みかんがサツマと呼ばれる説を物語にしてみました。
Satsuma物語
昔々、中国の温州地方に橘の木がありました。その木を持ち帰り鹿児島の地に植えたところ、たいそう甘い実がなりました。その実に温州みかんという名前を付け栽培をし始めました。
時は1878年頃、横浜の駐在高官、Robert Van Valkenburg さんが奥様と一緒に九州へ旅行に出かけました。Robert Van Valkenburgさん夫妻が薩摩でミカンをパクリ、「なんて甘くておいしいのでしょう」、あまりの美味しさに感激し、奥様の故郷フロリダへ土産として持ち帰ったところ、その甘さの評判が瞬く間に広がり、アメリカの果樹園は次々にミカンの栽培を始めました。そのことがきっかけで1915年に Satsuma と命名され、今も呼ばれているのです。またフロリダ、テキサス、ルイジアナにはSatsumaという地名があり、薩摩で生まれた温州みかんは今もSatsuma として愛されています。
みなさんも自分のお気に入りみかんを見つけてみませんか。