サクランボの「うるみ」は熟しすぎたサイン?

産地直送のサクランボは、常に食べ頃の状態で届くようにしています。

しかし、配送の時期によっては、熟しすぎてしまうことがあるのです。

そのような「うるみ」のあるサクランボは、熟しすぎたものとして食べずに捨てるべきなのでしょうか?

今回は、サクランボのうるみについてお話しします。

サクランボの「うるみ」は熟しすぎたサイン

お取り寄せやスーパーでサクランボを購入した時に、稀に熟しすぎた実が入っていることがあります。

農家さんたちは、その実を「うるみ果」と呼んでいます。

うるみ果は、決して悪いものではありません。

むしろ、他の実と違い、甘みが増し熟しすぎているサインになりますから、私たちに早めに食べるべきだと教えてくれているのです。

サクランボがパックに詰められていると、手に取りやすいところにある実から食べてしまいますよね。

そのような食べ方をしてしまうと、早めに食べなければならない実を見逃してしまい、傷ませてしまうのです。

その目安は2~3日以内になりますから、優先して食べ切るのがベストです。

それ以降になると、傷んで食べられない状態になってしまいますから、せっかくのサクランボを味わえません。

美味しいサクランボは、一粒残さず食べたいですよね。

実を傷ませないための豆知識として、覚えておきましょう!

購入したサクランボが熟しすぎた原因は何か?

ところで、購入した段階でサクランボが熟しすぎた状態になっているのは、皆さんの保管状態が悪いからではありません。

実は、収穫事情が関係しているのです。

収穫時期になると、農家さんたちは広大な敷地で栽培しているサクランボを収穫していきます。

その時に、早めに収穫できる木とそうでない木がありますよね。

最後の方に収穫するサクランボになると、よく熟した状態で出荷されることになりますから、早めに傷んでしまいやすいのです。

その結果、自宅で確認した時にうるみ果だったり、傷んでしまったりしている実が見つかるのです。

もちろん、農家さんでも良い状態で食べてもらえるように、徹底的に管理や調整を行っています。果物はみんなそうですね。

ですが、収穫後半に注文を受け出荷する商品に関しては、手を尽くしてもやむを得ない場合があるのも事実です。

なるべく良い状態のサクランボを食べたいという人は、収穫が始まる前に予約することをオススメします。

まとめ

サクランボのうるみは、熟しすぎたからといって、ダメなのではありません。

単に熟しすぎているだけの実は、食べても問題ありませんからご安心下さい。

いつもより甘みが増して感じられますから、他の実よりも優先的に食べるようにしましょう。

あまり熟しすぎてしまうと、かえって傷んで食べられなくなりますから、最後に食べようと思ってはいけませんよ。