みかんで有名な愛媛県は「柑橘フルーツの聖地」!

柑橘系フルーツ日本1位の愛媛県!
「みかん」を辞書でひくと“ミカン科ミカン属の常緑小髙木”、日本の柑橘類はみかんと配合させ誕生したものがほとんど、柑橘系フルーツのルーツはみかんと言えます。
日本では110種類以上の柑橘系フルーツが収穫されています。愛媛は柑橘系フルーツ収穫日本1位!
どんな柑橘系フルーツが愛媛で育てられているのでしょう。

□日本1位の愛媛柑橘系フルーツ

収穫量日本一を誇る柑橘は知る限り、いよかん、ポンカン、清見、河内晩柑、はるみ、カラ、はれひめ、媛まどんな、南津海、天草、甘平、まりひめ、アンコール、ひめのつき、タロッコ、天香、たまみ、ひめあかり、モロ、ライム、せとか、媛小春。なんと20種類以上ものフルーツが日本1位の収穫量なのです。
2位はみかん、不知火(デコポン)、レモン、カボス、はるか、西之香の6種
3位はなつみかん、はっさく、ユズ、文旦、日向夏、安政柑、黄金柑、しゃばらの8種

日本でつくられている柑橘系フルーツを約110種類としたら3分の1は愛媛県でつくられていることになります。愛媛県は柑橘系フルーツの職人が集まっている“柑橘マイスターの宝庫”、“柑橘フルーツの聖地”と言えそうですね。

□聖地のオンリー1フルーツ

日本全国で作られている種類の多い柑橘系フルーツ、なかでも愛媛にしかないオンリー1フルーツがあります。媛まどんな、甘平、まりひめ、ひめのつき、天香、ひめあかり、モロなど、どんな柑橘系フルーツなのかをご紹介します。

□愛媛オンリー1「媛まどんな」

「南香(三保早生×クレメンティン)」×「天草」を両親に持ち1990年に生まれました。愛媛県のオリジナルの品種で、「紅まどんな」「媛まどんな」「愛媛まどんな」「瀬戸のまどんな」とも呼ばれています。

糖度が高く甘味が強い!酸味は低めで、香りがよくジューシー。皮の色が濃く、ゼリーのようなプルプルの食感が特徴的です。

名前の由来は、夏目漱石の小説「坊ちゃん」に登場するマドンナにちなんで名付けられました。

□愛媛オンリー1「甘平」

愛媛県の激レア高級みかん!!愛媛県オリジナルの品種で、「西之香」×「ポンカン」から生まれました。最初、「西之香」×「不知火」とされていたのですがDNA鑑定で「ポンカン」だったことが判明というエピソードも。

糖度が高く甘い、酸味も控えめです。皮は薄く、中がギュッとしまっていて、大粒のプチプチ果肉の食味も一度食べたら忘れられない味です!

2月~3月頃に出回ります。2007年に品種登録された甘平は、まだまだ生産量が少なくてあまり流通していないので希少です。

□愛媛オンリー1「まりひめ」

両親は「クレメンタイン」×「南柑20号」2005年に品種登録されました。

高い糖度とほどよい酸味、オレンジのような香りが特徴です。やわらかな果肉は、果汁が多め。手で皮がむけ、じょうのう膜(薄皮)ごと食べることが可能、風味豊かな甘酸っぱさを楽しめます。

□愛媛オンリー1「ひめのつき」

「アンコール」×「日向夏」を交配して出来た2006年に品種登録されたニューフェイスです。

ひめのつきはやや扁平な形で色はアンコールのオレンジ色と日向夏の明るい黄色を足して2で割ったような明るいオレンジ色と黄色の中間のような色。
皮は日向夏のような厚みは無く、手で簡単に剥くことができ、じょうのう膜(薄皮)はそのまま食べられますが、若干厚めです。プリっぷりで果汁がたっぷり、さらっとした甘味としっかりとした酸味が特徴の爽やか系フルーツです。

□愛媛オンリー1「天香」

天香アマカと呼びます。「清見」×「アンコール」から生まれた品種で、1996年に天香と命名されました。

皮は簡単に手で剥け、みかんよりもややしっかりとしている果肉、酸味が少なく、甘さはさっぱりすっきり。種もなく食べやすい柑橘フルーツです。生産量も少なく希少といえます。

□愛媛オンリー1「ひめあかり」

2008年に登録されたひめあかりは「アンコール」×「徳森早生」から生まれました。

一見温州みかんのような姿ですが、へそがへこんでいるのが特徴。ほどよい甘みと弱い酸味、香りのよい愛媛生まれのみかんです。生産量もかなり少なめです。

□愛媛オンリー1「モロ」

ブラッドオレンジ「モロ」は宇和島で多く生産されています。

インパクトのある濃い赤の果肉が特徴で、ポリフェノールの1種アントシアニンが豊富なフルーツです。一般的なオレンジに比べ、抗酸化効果が強いので美容や健康に効果が期待できます。

この他にも愛媛オンリー1の柑橘系フルーツはたくさんあります。“柑橘マイスターの宝庫”“柑橘フルーツの聖地”愛媛は魅力的ですね。