みかんは出回る時期によって味や呼び方が違う!?

みかんというと冬の果実ですが、一般的にみかんと呼ばれる温州みかん(普通みかん)は、1年を通して日本のどこかで出荷されています。みかんは同じ品種でも時期が違うと味も違います。そのため、みかんは時期によって呼び方も変わってくるのですよ。

みかんの旬・出回る時期

品  種 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3
ハウス
晩生温州
中生
早生
極早生

□なんて読む?今さら聞けない…温州・極早生・早生・中生・晩生

温州(うんしゅう)・極早生(ごくわせ)・早生(わせ)・中生(なかて)・晩生(おくて)と読みます。覚えておくと八百屋さんで会話が弾みそうですね。「あら、もう晩生がでてるの?」なんて言うと、「おっ、この奥さんミカンわかってるな」と思われ甘いみかんを選んでくれるかも。

□ハウスみかん

5月から9月にかけて出回る温室栽培される小ぶりサイズのみかんです。ハウスで育てるため栽培に手間ヒマがかかる分、少しだけ価格は高くなりますが、甘味が強くて食べやすく、きれいなオレンジ色をしているのが特徴。暑い季節のビタミン源として、お盆のお供えものとして、おいしく食べられています。

□極早生

果皮がうっすら青みをおびたみかんで、9~10月頃に出回ります。ジューシーな果肉と酸味がやや強めで爽やかなのが特徴。外皮(袋)が比較的薄くて食べやすいので、パクパク食べられて夏バテを吹き飛ばしてくれます。

「岩崎早生」「豊福早生」「日南1号」「上野早生」「宮本早生」「崎久保早生」「大浦早生」「高林早生」「山川早生」などがあります。

□早生温州

そろそろみかんの旬が始まりますよー!本格的なみかんシーズンを前にお知らせしてくれる早生。

10月下旬ぐらいから出荷が始まり12月頃には普通みかんにバトンタッチします。糖度もあり、ほどよい酸味が楽しめます。内皮(袋)が薄くて食べやすく美味しい早生みかんです。

「宮川早生」「興津早生」「山下紅早生」「小原紅早生」などがあり人気。

□中生

酸味が少なめで甘味が強い中生は、11月下旬~12月下旬頃に出回るみかんです。内皮(袋)は早生種に比べると少々厚くなりますが、保存がきくのでまとめ買いできるみかんです。

代表的なのは「南柑20号」「南柑4号」「大津4号」「向山温州」「林温州」「藤中温州」などがあります。

□晩生

みかんの最大の旬12月下旬から3月頃に出回るシーズン最後のみかんです。深い甘みとバランスのいい酸味が特徴、1ヶ月ほど寝かせて甘みがのった頃に出荷されます。

品種は「青島温州(あおしま)」「十万温州」「寿太郎温州」などの品種があります。

みかんは時期によって味や色が違うのですね。1年中食べられるので家族のビタミン源として重宝できそうです。