冷凍みかんは、旅行の時に電車の中で食べたり世代によっては給食にデザートとして出ていた思い出のある、身近な夏のデザートのひとつですよね。
久しぶりに冷凍みかんを食べたい!と思い立った時、駅の売店以外のどこで販売されているのかわからなかったりしませんか?
実はとても便利なあのお店でも冷凍みかんは販売されているんです。
○冷凍みかんについて
初めて冷凍みかんが販売されたのは、小田原駅のキオスクでした。1955年のことです。収穫時期の関係で夏には出回らないみかんをなんとか一年中食べられるようにという関係者の思いから生まれました。
その後10年ほどは大ヒット商品として一斉を風靡しましたが、電車の冷房設備の設置が進んだことや、アイスクリームなどの競合によりだんだん姿を消して行きました。
○冷凍みかんのリバイバルブーム
3人組のガールズバンドGTPが歌う、その名もずばり「冷凍みかん」により、2006年に再び冷凍みかんは脚光を浴びました。
静岡のFM局K-MIXでブームとなり、静岡県では売り場を特設するスーパーもあったそうです。その様子が全国放送の情報番組でも取り上げられたり、ももいろクローバーZが路上ライブで歌ったこともあってご存知の方も多いと思います。
○冷凍みかんの今
そんなリバイバルブームのおりに出た「皮を剥きにくい」という消費者の声を受けて、福岡県の「八ちゃん堂」というたこ焼き屋さんが開発した冷凍みかんがあります。
名を「むかん」というその商品は、その名の通り剥いたみかんを冷凍させたものです。
2010年に発売されたこの商品は大ヒットし、瞬く間に福岡から全国に広まり今では近場のコンビニでも買えるようになりました。
ということで、冷凍みかんを販売している身近で便利なお店とは、コンビニエンスストアでした。
セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、ミニストップなどのコンビニで取り扱っていますが、時期や店舗により置いていたりいなかったりするそうなので、コンビニに寄ったらぜひ冷凍コーナーをのぞいてみて下さい。
○番外編
この記事で冷凍みかんに興味がわいた方にオススメなのが、色々な品種の冷凍みかんの食べ比べです。
コンビニほど気軽にとはいきませんが、インターネットなどでせとか・はれひめ・はるみ・清見・甘平・デコタンゴールなどたくさんの品種の冷凍みかんを通信販売で購入することが出来ます。
ただの「冷凍みかん」ではなく「"せとかの"冷凍みかん」「"はれひめの"冷凍みかん」といった一歩踏み込んだ冷凍みかんの世界を楽しめますので、試してみて下さいね!