甘くておいしいみかんの選び方とは?

ちょっと酸っぱめのみかん、程良い甘さがあるみかん、甘みたっぷりのみかんなど、どのようなみかんがおいしく感じるかは人それぞれです。ただ一般的には甘いみかんを求める人が多いでしょう。スーパーなどでみかんが陳列棚に並んでいる場合、どのみかんが甘くておいしいかを見極めて選ぶ人が多いでしょうが、どこに注意して選ぶかご存知でしょうか?ぱっと見るとどれも同じに見えるみかんでも、実は簡単においしいみかんを見極める方法があります。

おいしいみかんの選び方

スーパーや八百屋でみかんを買う時に参考にしたいみかんの選び方は次のとおりです。選ぶ時の参考にしてください。

・色が濃いみかん
鮮やかなオレンジ色をしたみかんは太陽をたくさん浴びた証拠です。また、色づきにムラがあるものなどは避けたほうが良いでしょう。

・果皮が薄いみかん
温州みかんの場合、皮が厚いと剥きにくいですし、薄いほうが甘くなります。

・滑らかで締まったみかん
みかんに触れた時に固めで締まったもののほうがたっぷり果汁は詰まっています。

・軸が細いみかん
ヘタ部分の中心にある軸が細いほうが甘いので、細かいところまでじっくり見てみましょう。また、緑色のもののほうが新鮮です。

・おいしいみかんの大きさは種類によって違う
早生みかんは小さいほうが美味しいですが、温州みかんは小さいほうが糖度はあがるものの内皮が厚くなりますので中くらいのものが良いでしょう。

みかんをおいしく甘くする方法

甘いみかんを選んだはずが、食べて見ると酸っぱかったということもあるでしょう。そのような場合にはみかんを甘くする方法を試してみましょう。

・みかんに日光を浴びさせる
みかんは木になるので、甘いみかんは多く太陽の光を浴びています。収穫されて木から離れたみかんも生きていますので、食べる2~3時間前からビニール袋に入れて日光を浴びさせてみると甘さが変化します。

・みかんを入浴させる
40℃のお湯に10~15分ほどつけておくとみかんはグッと甘くなります。

・電子レンジで加熱する
電子レンジで15~30秒程度加熱するだけでもみかんは甘くなります。ただしみかんの皮に切れ目を入れておくことを忘れないようにしましょう。切れ目を入れ忘れると破裂してしまうため、必ず忘れないようにしてください。

みかんは温めると甘くなる?

いずれの方法もみかんは温めることで甘くなることがわかると思います。みかんにはクエン酸が含まれていて、みかんを酸っぱくさせるのはこのクエン酸が関係します。しかしみかんを温めた場合、みかんは細胞が傷ついたと判断してしまうのでクエン酸を細胞修復用に消費します。それによってクエン酸が減少し、甘みが増したように感じることができます。もし酸っぱいみかんを選んでしまい、食べにくい時にはみかんを温めて食べるようにしてみましょう。