冷凍みかんは給食の定番のデザートとして馴染みが深いですが、駅売店などでも冷菓として販売されているみかんを凍らせた食品です。
冷凍みかんが食べたいなら、スーパーなどで買ったみかんを凍らせたら良いだけだと思うかもしれませんが、そのまま凍らせても乾燥してパサパサになってしまいます。
そのため急速冷凍と水付けを繰り返しながら外に氷の膜を作って感想を防ぐなど、色々な工夫がされて販売されています。
冷凍みかんが販売されるようになった理由とは?
そもそもみかんは冬から春にかけてしか販売されていなかったので、夏場でも販売できるようにという考えから冷凍みかんが生まれました。
収穫したみかんをそのまま夏まで冷凍し、駅で販売されるようになった昭和40年代はレジャーブームになったほどです。
昔は列車に冷房などが設備されていなかったので、夏場楽しめる人気のフルーツとして冷凍みかんは流行したようです。さらに学校給食でも人気のデザートとして定番化されていきました。
今も冷凍みかんはどこでも売っている?
現在では列車にも冷房が設備され、さらにアイスクリームなども販売されるようになったことであまり冷凍みかんは見かけないと感じるかもしれません。
しかしやっぱり夏になると冷たいみかんを食べたい!でも実際購入するとなると、どのくらいの値段なのでしょう。
インターネット通販で冷凍みかんを購入した場合
冷凍みかんはインターネット通販で購入する場合、安くても1kgあたり1,500円くらいかかるようです。しかしこれは一般的な比較サイトなどの相場なので、みかんや果物を専門的に扱う会社などのネットショップならもう少し安く入手できる可能性はあります。
冷凍みかんの品質の条件は?
冷凍みかんは安ければ良いというわけではなく、やはりみかんの質や品種にもこだわりましょう。せっかく購入したものの、いざ食べると酸っぱくて食べることができないのでは無駄になります。
まず冷たい状態で食べると甘みを感じにくくなるので、糖度が高い品種であること、そして種が多いと凍った状態で食べた時に一緒に食べてしまう可能性があるので種のない品種であること、シャーベットのように食べるために果肉を包んでいる内皮が薄い品種であること、最後に冷凍しても皮が剥きやすい、もしくはカットして食べやすい品種であることが大切です。
冷凍みかんに向いている品種とそうでない品種がありますので、これらのことを参考に選ぶと良いでしょう。
暑い夏は冷凍みかんでヒンヤリ乗り切ろう!
暑い季節にシャーベットを食べるように、シャリシャリとした食感を楽しめる冷凍みかんはオススメです。室温で1時間ほど放置して、ほどよく解凍できた頃に美味しく食べると良いでしょう。