酸っぱくない!?黄色いみかん「はるか」を手軽に味わう食べ方

まるでレモンのような黄色い「はるか」は、酸っぱそうな見た目を裏切るその爽やかな甘さが人気の秘密。種が多く皮も厚めなので手では剥きにくいのですが、カットするコツを覚えればいつでもおいしく食べることができます。
酸っぱそうで酸っぱくない!はるかの魅力とおいしい食べ方をご紹介します。

・日向夏の自然交雑実生

「はるか」は「日向夏(ひゅうがなつ・ニューサマーオレンジ)」の実生(種から育つこと)から選び抜かれて育てられた品種で、平成8年に品種登録された新しいみかんです。皮がレモンのように黄色くゴツゴツしていて、日向夏と違いお尻(果頂)にリング状のくぼみがあることが特徴の1つです。

・爽やかな甘さが人気を呼んでいる

見た目が黄色くレモンのようにも見えることから「酸っぱそう」というイメージがありますが、「はるか」は見た目と違って酸味が少なく、上品な甘さのみかんです。果肉も黄色くプルッとした食感で、種が多めなので食べる前に取り除くと食べやすくなるでしょう。ジューシーな果汁もたっぷりで、食べると口いっぱい爽やかな甘味が広がっていきます。

・カットして食べるのがおススメ

「はるか」は外皮が厚いので、手で剥くのは少し難しいかもしれません。また房の薄皮も厚めなので、薄皮は食べずに剥いて実だけを食べる方がいいでしょう。
オススメはカットして食べる方法。半分にカットしてスプーンなどで種を取り除いてから実だけをすくって食べると、「はるか」を簡単においしく食べることができます。
また、果実の頭とお尻の部分を切り落としてからオレンジのように「スマイルカット」にして食べるのもおススメです。種が多いので種の集まる中心部分を避けるようにカットすると、さらに食べやすくなります。

・ジャムやゼリーにしてもOK

「はるか」はそのまま食べてもおいしいですが、厚い皮も使ったジャム(マーマレード)やゼリー、外皮の砂糖漬け(ピール)…と、生で食べる以外の食べ方でも楽しむことができます。外皮を使うときはよく洗ってから使うようにしましょう。

・見た目を裏切る爽やかな甘さが魅力

見た目のイメージを覆す味の「はるか」。黄色い果実からは想像もできない爽やかなその甘さは何度でも食べたくなる味です。「はるか」は2月〜3月の暖かくなる時期にかけて店頭に並ぶみかんなので、その爽やかな香りと味で春の訪れを感じさせてくれるでしょう。そのまま食べたりちょっと手を加えてジャムなどにしたりと、いろいろ食べ方を楽しめる「はるか」。あなたなりの楽しみ方を見つけてくださいね。