知っておどろき!みかんにはたくさんの栄養が詰まっている!

寒い季節はみかんの旬を迎えます。旬の果物にはたくさんの栄養素が含まれるもの。みかんはビタミンの他にも多くの栄養素を持つ果物で、栄養面からみてみると「こんなにたくさんの栄養や効果があるの!?」とびっくりされるかもしれません。

風邪の予防や疲労回復以外にも、どんな効果が期待できる栄養が含まれているのか、ご紹介していきましょう。

一番の注目はβ−クリプトキサンチン

みかんの代表的な栄養素と言えばビタミンCを思い浮かべる方も多いと思いますが、実はこの「β−クリプトキサンチン」という栄養が今注目を集めています。

このβ−クリプトキサンチンはカロテノイドの一種で、みかんの皮のオレンジの色素を作り出しています。強い抗酸化作用があり、近年がんの予防にも効果があることがわかってきました。

その他にも免疫力を高める効果もあり、さまざまな効果が期待されている成分です。

疲労回復にはクエン酸

みかんの酸味成分であるクエン酸は、体の中の酸性物質を減らしたり、疲労回復効果や便秘の解消、ダイエットへの効果もあるとされています。

クエン酸には疲れの原因である乳酸という物質の生成を抑える働きがあるので、体が疲れたときの疲労回復や、疲れにくい体をつくるのに効果的と言われています。

生活習慣病の予防にβ−カロチン

β−カロチンはβ−クリプトキサンチンと同様にカロテノイドの一種で、高い抗酸化作用を持っています。そのため、がんの予防や生活習慣病の予防・改善効果に期待されています。

また、β−カロチンは体内に入ると必要に応じてビタミンAに変換され、皮膚や粘膜を守るといったビタミンAの働きもしてくれるすごい栄養素なのです。

コレステロール値を下げるペクチン

みかんにはビタミン類とともに食物繊維も豊富に含まれています。ペクチンはみかんなどの柑橘系やリンゴなどにも含まれる食物繊維の1つで、みかんの袋の薄皮やスジにはなんと果肉の約4倍ものペクチンが含まれているといわれています。

このペクチンはコレステロール値を下げる効果があるほか整腸作用もあるため、便秘やお腹の不調にも効果が期待できるとされています。

みかんは栄養素の宝庫!

上で紹介した栄養素の他にもビタミンCはもちろん、ヘスペリジンやカリウム、シネフィリンといったたくさんの栄養素がみかんには含まれています。

豊富な栄養をもつみかんは、まさに元気の源がつまった果物なんです!

その栄養を余すところなく摂るには、袋の薄皮やスジをとらずに丸ごと食べること。みかんを食べてしっかりと栄養も摂って、毎日を元気に過ごしましょう。