みかんの名産地といえば愛媛県ですが、愛媛で収穫されるみかんには新しい品種も含めると数えきれないほどの種類・ブランドがあるのはご存知でしょうか?
定番の愛媛みかんや新品種の媛まどんな・甘平・はるかなど、それぞれの味や食べられる時期などの違いをご紹介していきます!
愛媛みかん
「愛媛みかん」とは愛媛県産の温州(うんしゅう)みかんのことを指します。「愛媛みかん」はブランド名だったんです。瀬戸内の温暖な気候のもと、太陽の恵みをいっぱいに浴びて育った甘みが強くてコクのあるみかんです。愛媛みかんが食べられる時期は10月下旬〜1月中旬ごろと比較的長め。温州みかんは多くの品種が派生していますが、時期によって極早生(ごくわせ)、早生(わせ)、中生(なかて)、晩生(おくて)と分類されています。
媛まどんな(新品種)
「媛まどんな」は愛媛県オリジナルの新品種で品種名は「愛媛果試第28号」。媛まどんなは、のま農園の登録商標です(一部紅まどんなと呼ばれます)。「南香」と「天草」という品種を掛け合わせたみかんで、見た目も味もよいやや大きめの品種です。媛まどんなの特徴はまるでゼリーのようなそのプルプルの食感!柔らかい果肉に甘くてジューシーな果汁がたっぷり詰まっています。出回る時期は12月上旬〜1月中旬と短く、まだまだ生産量も少ないことから手に入りにくい希少なみかんです。見つけたら是非食べてみたい!
甘平(新品種)
「甘平(かんぺい)」は2007年に品種登録されたばかりの新品種。「西の香」と「ポンカン」から生まれたみかんで、薄い外皮の中にはちきれんばかりに詰まった果肉はその驚異的な甘さが話題となっています。種もほとんどなく、シャキッとした大粒のプニプニした果肉は食べごたえ満点です。1月下旬〜2月下旬と出回る時期も短く生産量も少ないので、高級ブランドのみかんとされています。
はるか(新品種)
「はるか」はレモンのような黄色い皮のみかんで、平成8年に品種登録された新品種です。見た目はごつごつとして酸っぱそうなイメージのはるかですが、酸味も少なく見た目を裏切る爽やかで上品な甘さがあります、種は多いのですがそのぷるっとした食感が人気の秘密。時期は2月上旬〜2月下旬で、半分にカットしてグレープフルーツのようにスプーンですくって食べるのがおススメです。
愛媛にはまだまだたくさんのブランドみかんがある!
愛媛には紹介しきれないほどのたくさんの品種・ブランドのみかんがあります。また、みかんも見た目や味・食感など、それぞれに特徴がありますね。
さまざまな種類のみかんが出回る冬の季節、いろいろなブランドのみかんを食べ比べて、ぜひお気に入りのみかんを見つけてくださいね!