簡単なみかんの皮むき方法ってある?

あなたはみかんを食べる時、どんな風に皮をむきますか?ヘタから?それとも反対から?
みかんのむき方1つを取り上げても、地域によって違いがあったり、便利な方法があったりと、実は面白いんです。

○地域のお勧めみかんの皮むき方法

みかんの皮のむき方として、ほとんどの人がヘタかその裏側から、花を開くような形でむいていきますよね。家庭や地域によって始まりがどちらかに違いがあるものの、むき方は同じだし、それ以外に方法はないと疑いもせずにむいていたはずです。
ところが、和歌山むき(有田むき)という方法は、この常識を覆す方法なんです。説明しますね。
まず、ヘタと反対側の部分に親指を差し込み、左右に2つに割ります。割った部分をさらに2つに分けて、4等分になるようにします。ヘタの方から果肉を外すと、簡単に取れます。
筋がほどほどに取れるし、素早くむけるので、驚きです。
ちなみに愛媛県でもこのむき方が昔から浸透しているらしく、みかんの栽培が盛んな地域では当たり前のようです。

○グッズでみかんの皮むき

みかんの皮むきに便利なグッズも売られていますよ。100円均一ショップでは指にはめて使うと、みかんの皮を簡単にむける皮むき器が販売されています。また、「ムッキーちゃん」なる皮むきグッズは、内皮もむきやすいと人気です。温州みかんはもちろん、普段ナイフを使ってむいているオレンジなどもこのグッズを使えば簡単に皮むき出来ちゃいます。

○みかんの内皮の皮むき方法

みかんの缶詰のように、内皮もむきたい時は、重曹やクエン酸を使えば、きれいにむくことが出来ます。これはみかんを赤ちゃんにあげる時にも役に立つ方法です。
水400ccに小さじ2分の1の重曹を入れて、沸騰させます。
沸騰したら外皮をむいたみかんをいれて、弱火で2分ほど煮ます。
みかんが浮いてきて、全体的に白っぽくなくなったら冷水に浸します。
まだ残っている内皮も、指でこすると簡単にむけます。
クエン酸でする場合は、水100に対してクエン酸1の割合でお湯を沸かします。
沸騰する少し前に火を止めて、外皮をむいたみかんをいれます。
10分ほどそのままにします。
途中でもう1度火をつけて、お湯の温度が下がりすぎないように注意しましょう。
目安は60度です。
あとは重曹の時と同じく、冷水に浸して残った内皮をむきましょう。
どちらも出来上がりは同じですが、少し手間がかかるクエン酸の方が、みかんの味が変わらないという意見もありました。

今回はみかんの皮むき方法について、ご紹介しました。どのむき方がやりやすいか、みんなで試してみると楽しそうですね。