みかんに豊富に含まれるビタミンC。風邪やインフルエンザの予防にも効果があるとされているビタミンCは、寒い季節にはしっかりと摂っておきたい栄養素の1つです。では、いったいいつ食べたら最も効率よく摂取できるのでしょうか?ビタミンCをしっかり摂るコツをご紹介します!
・ビタミンCは体にためておくことができない
ビタミンCは水溶性のため、体にずっと溜めておくことができません。さらに、体に吸収されなかった分は摂取後の数時間で体の外に排出されてしまうのです。ビタミンCはたくさん摂っても問題はないとされていますが、その全部が吸収されていくわけではないのです。
そのため、一度に摂るのではなく、時間をおいて何回かに分けて摂取するのが効果的な方法とされています。
・ビタミンCはどこから吸収されるの?
ビタミンCは胃で消化・吸収されるのではなく、主に小腸で吸収されていきます。小腸での吸収量は摂る量や個人差にも寄るため一概には言えませんが、空腹時と満腹時(食後)では異なると言われています。
・食前?食後?どっちがいいの?
ビタミンCはいっぺんに摂るのではなく、数回に分けて摂る方が効果的なことがわかりました。また、食前の空腹時と食後の満腹時では吸収率も違うことがわかりました。
では、いつ摂ったら効果的なのかは…、もうお分かりですね。
ビタミンCを効果的に摂るには、お腹がすいているときよりも食事の後に食べる方が良いとされています。これは、ビタミンCを吸収する小腸の働きが空腹の時よりも食事をした後の方が高いから。
また、ビタミンCの吸収率を割合でみてみると、食前(空腹時)では約2〜5割程度、食後(満腹時)では約6割に上がるとされています。
こうしたことから分かるように、みかんは食後のデザートとして食べるのが一番効果的な食べ方だと言えるんです。
ただし、風邪のひき始めなど風邪の予防として食べるときは、時間に関係なく食べるのがおススメとのこと。ちょっと具合が悪い時は食欲も落ちるものです。日頃から甘くてさっぱりしたみかんを食べて、栄養補給をしっかりしましょう。
・おいしいデザートで効率的にビタミンCを摂る!
ビタミンCには免疫力を高めたり、その他にもコラーゲンを作ったりメラニン色素が作られるのを抑えたり…と、私たちの体にとっては欠かせない栄養素の1つです。そんなビタミンCをしっかり摂るには、ご飯を食べた後の食後のデザートとして食べるのがベスト。朝・昼・晩と毎食後にみかんを食べれば、適度な量を効率よく摂ることができます。
食後の時間にゆっくりみかんのおいしさを味わいながら、しっかりと体に必要な栄養も摂っていきましょう!