美味しいいちごって糖度高いだけ?~もっと奥深い美味しさの秘密~

みなさんにとって、美味しいいちごの条件とは何ですか?
例えば、甘味が強い、酸味が感じられるといった内容が挙げられますよね。
一般的には、何をもって美味しいと判断されているのでしょうか?
今回は、いちごの美味しさの判断ポイントや糖度高いいちごの品種についてご紹介したいと思います。

美味しいいちごの判断ポイント~糖度高い以外の判断要素~

一般的なフルーツの場合、その個体に応じて、甘味や酸味等の風味の強さで美味しさが判断されますよね。
いちごの場合は、「酸っぱい」「甘い」の2つの視点があると思います。
一体、どちらを重視して判断すべきなのでしょうか?

実は、甘さと酸味のバランス、味の濃さといった視点から、美味しさが判断されているのです。
他のフルーツでは、よく糖度高い物だと美味しいというイメージがありますが、いちごは糖度高いことだけが根拠になりません。
ベースは、「糖酸比」です。
これは、糖度÷酸度で計算され、その結果出た数値が16~17だと美味しいと感じる人が多くなります。

どちらかが強くても意味がありません。
いちごの場合は、総合的な味のバランスで美味しさが判断されることを覚えておきましょう。

いちごの中でも糖度高い品種~甘いいちごオススメ3選~

一方で、いくらいちごの味のバランスが大切だと言っても、中には糖度高い品種が好きな人もいますよね。
甘さが強いいちごを探している人は、何を選ぶと良いのでしょうか?
ここでは、代表的な品種3つをご紹介します!

・甘雫姫
これは、愛知県で栽培されている品種ですが、栽培が難しく希少価値が高いことで有名です。
糖度は15度で、糖酸比37.5と数値が他のいちごと比べてもトップクラスですから、酸味が苦手な人でも食べやすいでしょう。

・かおり野
三重県で栽培されている品種で、糖度は11.9度あります。
他の品種と比べると、いちごの香りが強く感じられる特徴があるので、香りも一緒に楽しみたい人にはオススメです!
まさに、五感で楽しめるいちごになりますね。

・ゆめのか
こちらも最初にご紹介した甘雫姫と同様に、愛知県で栽培されている品種です。
糖度は10.1度ですが、1粒の大きさが20g前後になるほどの大粒の特徴があります。
甘さを感じながら、食べ応えもしっかりと感じたい人には、是非食べて欲しい品種になるでしょう。

いちごの種類は豊富ですから、今回ご紹介した内容はあくまでもほんの一部です。
購入する時の参考にしてみて下さいね。

まとめ

美味しいいちごの条件は、糖度高いことだけではなかったのです!
基本的には、糖度と酸味で判断されますから、どちらかが強いだけでは美味しいとは言えません。
ですが、甘さが強い、酸味が強い方が好きだという人がいるのも事実ですから、数値は購入時の参考として役立てて下さい。
特に甘さが強いいちごは、栽培状況の関係で流通が少ないことが多いですから、出会えたらラッキーですよ!