日々のお通じは快調ですか?
便秘でお悩みの方はいないでしょうか?
実はみかんには便秘解消に効果が期待できるのです。
そこで今回は、みかんに便秘解消効果が期待できる理由を、みかんに含まれる栄養素の面からじっくりと解説していきたいと思います。
みかんのどの部分に便秘解消効果が期待できるの?
では、いったいみかんのどこに便秘解消効果が期待できるのでしょう。
甘くて美味しい果肉の部分でしょうか。
それとも、まさか皮の部分にあって乾燥させてお風呂に入れるのがよかったり…なのでしょうか。
その答えは、みかんの粒に付いている白い筋状のものと果肉が入った袋です。
正確には、ふわふわした白い海綿状の部分をアルベド(中果皮)といい、粒にペッタリと付いている白い筋を維管束と呼びます。
また、果肉が入ったみかんの袋のことをじょうのうと言います。
これらの3つが、便秘解消に効果が期待できるみかんの部位です。
では、なぜこれらの3つが便秘解消に効果が期待できるのでしょうか?
みかんに含まれる便秘解消効果が期待できる栄養素とは?
みかんが便秘解消効果が期待できる理由は、前述の3つの部位に便秘解消期待のある栄養素を豊富に含んでいるからです。
それらの栄養素とは、具体的にはペクチン、ヘスペリジンの2つです。
ここでは、それら2つの栄養素の働きを紹介していきます。
ペクチンは、水に溶けやすい食物繊維です。
便を柔らかくする作用があります。
便の水分量を調整することで、下痢や便秘を改善し、腸内環境を良くしてくれるのです。
また、水溶性食物繊維であるペクチンは善玉菌の餌ともなるので、ペクチンを摂取することで腸内環境が整うというわけなのです。
ヘスピリジンとは、ポリフェノールの一種です。
抗酸化作用が強く、血流を改善したり毛細血管を強くしたりすることで、血行を良くしてくれます。
よって、老廃物の排出がスムーズに行われるようになるので便秘解消につながるというわけです。
これら2つのペクチンとヘスピリジンは、みかんの袋や白い筋つまり、前述のじょうのうと維管束、アルベドに多く含まれています。
ですから、みかんの白い筋は取って食べるなんて人もいるかもしれませんが、みかんは白い筋ごと食べるのが良いのです。
みかんには便秘解消効果が期待できる!でも食べ過ぎには要注意!
ここまで、みかんのどの部位のどの栄養素に便秘解消効果が期待できるのか、説明してきました。
みかんは便秘解消に抜群の効果があることがわかったと思います。
では、摂取量はどうなのでしょうか。
みかんは食べれば食べるほど便秘解消に良いのでしょうか。
実は、みかんの食べ過ぎはよくありません。
みかんは果物ですから、食べ過ぎると糖分過多となり肥満につながりますし、食物繊維を摂りすぎるとお腹がゆるくなることがあるからです。
さらに、果物は食べ過ぎると体を冷やしてしまいます。
すると、血行が悪くなり便秘を招いてしまったりするからです。
みかんの1日の摂取量の目安は、おおよそ1日に2個までとなっています。
みかんがいくら便秘解消に効果が期待できるといっても、食べ過ぎず、1日の目安の摂取量を守っていきましょう。
まとめ
ここまでみかんに便秘解消効果が期待できる所以を、便秘解消に効果がある部位と含まれる栄養素の面から紹介してきました。
いかがだったでしょうか。
便秘は悪化すると、がんなどの生活習慣病にも繋がり兼ねません。
みかんの便秘解消パワーをかりて、賢く便秘を改善していきましょう。