「柿」と言われた時、皆さんはどのような柿を想像しますか?
甘柿を思い浮かべる人もいれば、渋柿を思い浮かべる人もいるでしょう。
それぞれの好みに合わせて柿を選ぶことが出来るように、柿の種類を覚えておくと良いですよね。
それでは、柿の種類とそれに応じた選び方についてご紹介していきます。
甘柿の種類にはどのようなものがある?
まずは、一般的に「甘柿」と呼ばれるものの種類についてご紹介していきます。
・富有柿(ふゆうがき)
富有柿は現在の柿の生産量の8割を占めています。
皆さんがよく食べる柿は、この種類である可能性が高いですね。
特徴として、甘く果汁が多い事が挙げられます。
・次郎柿(じろうがき)
硬めで歯ごたえがあります。
コリコリとした食感となります。
果汁が少なく、酸味がないのが特徴です。
・大秋(たいしゅう)柿
先ほどご紹介した富有柿を基に、いくつかの品種を組み合わせて作った新しい品種です。
特徴は、柔らかくてサクサクしている果実と、種の少なさです。
また、果汁が多く糖分が高いという事も挙げられます。
ここで挙げた3種類はほんの一例です。
他にも様々な甘柿があるので気になる方は調べてみて下さい。
渋柿の種類にはどのようなものがある?
次にご紹介していくのは、「渋柿」と呼ばれる種類のものです。
これから3種類の渋柿をご紹介していきますが、その前に「渋柿」とは何か、皆さんはご説明できますか?
渋柿とは熟しても渋い柿の事です。
食べるには“渋抜き”をする必要があり、干し柿として食べる事も多々あります。
・平核無(ひらたねなし)柿
平核無柿は、渋柿の8割を占めます。
種がなく、甘味が強い事が特徴です。
・刀根早生(とねわせ)柿
先ほどご紹介した平核無柿を、若木に接木して出来たものになります。
果皮色が平核無柿よりも濃いオレンジで光沢がある事が特徴です。
・蜂矢柿(はちやがき)
先がややとがった形状をしています。
渋抜きをして食べてもいいですし、熟し柿としてや干し柿としても食べられます。
最後に、渋柿を食べる際に必要な渋抜きの方法についていくつかご紹介します。
りんごと同じ袋に入れておく、柿のヘタを焼酎に漬けておく、柿とドライアイスを同じ袋に入れて密封する、お風呂に柿を入れて一晩から一日置く、などという方法です。
渋柿を食べる際は、是非お試し下さいね!
まとめ
今回は、甘柿と渋柿の種類や、柿の食べ方・選び方についてご紹介しました。
柿は人によって好みの味が変わってくるので、種類を把握しておくと良いでしょう。
私も、自分の好みや用途に合わせて、様々な種類の柿を食べてみようと思います。
この記事を参考に、自分好みの柿を見つけてみるのも良いかもしれませんね。
是非とも、柿をそのまま食べたり干し柿にしたり等、工夫しながら味わって下さい!