温めると甘くなるのはみかんだけなの?

みかんを温めると甘くなるって聞いたことありませんか?みかんを美味しく食べる方法として広まりつつある、「温めてから食べる」。どうして温めると甘くなるのでしょう。またこれは他のフルーツでも効果があるのでしょうか?

○温めると甘くなるのはなぜ?

みかんを温めてから食べる方法として、みかんを焼いたり茹でたりなどがありますよね。なぜ温めることで甘くなるのか知っていますか?
実は温めることでみかんに含まれる「クエン酸」が消費されるからなんです。みかんに含まれるクエン酸が酸っぱさを感じさせているので、そのクエン酸が減ることで甘くなるのです。

○温めると甘くなる他のフルーツは?

みかん以外のフルーツでも、温めると甘くなるものはあります。
例えばイチジクやぶどう、りんごなどです。りんごは焼きりんごとしてレシピが確立するほどですから、有名かもしれませんね。もともとある程度酸味のあるフルーツの方が、温めた時の甘さの感じ方が強いようです。

○お勧めの温め方

どんなフルーツでも1番簡単に温められるのは、電子レンジです。皮ごと温めることで栄養も閉じ込めてくれます。ただ、そのまま温めると破裂することがありますので、皮に何箇所か切れ目を入れておくようにしてください。カットした場合はサランラップでしっかり包んでから温めると、パサつきにくくなります。
みかんやりんごなどは、トースターやオーブンで焼くのもお勧めです。皮ごと焼いて、焦げ目がつけば完成です。焼く前にしっかり洗って、みかんはさらに40度〜50度のお湯に2分ほどつけておけば、皮ごと食べられます。みかんは皮にもたっぷり栄養がありますから、皮ごと食べるといいですよ。
フライパンでも焼くことが出来ます。みかんは皮のまま、りんごはスライスして、イチジクなどの柔らかいフルーツはアルミホイルに包んで、フライパンで焼きましょう。フルーツだけで十分甘くなりますから、砂糖を加える必要はありません。温めるだけでいつもと違う美味しいおやつの出来上がりです。
もう少し立派なデザートに仕上げたいと思ったなら、バニラアイスと一緒に食べると相性抜群です。冷たいアイスと温かいフルーツの組み合わせに、もう手が止まらないこと間違いなしですよ!

この方法ならちょっと酸っぱいなと感じたフルーツも、甘くして美味しくいただけます。みかん以外のフルーツも、ぜひ試してくださいね!