昔から「1日1つのりんごは医者いらず」と言うほど、健康に良いとされているりんごですよね。それではいったいりんごに含まれるどのような栄養素が、そう言わせるのでしょう?さっそくりんごに含まれる栄養素をチェックしてみましょう!
ポリフェノール
りんごにはポリフェノールがたくさん含まれています。りんごに含まれるポリフェノールをまとめて「りんごポリフェノール」と言うほど、種類も豊富です。「りんごポリフェノール」には強い抗酸化作用があり、がんの予防や生活習慣病の予防に効果があるとされています。さらに最近の研究では、「りんごポリフェノール」に光老化の抑制効果があることも発見されました。光老化とは紫外線によってシミやシワなどができる皮膚の老化現象のことです。つまり、りんごを食べれば体の外も中も若々しく健康でいられるということになりますね。
ちなみに「りんごポリフェノール」は皮に多く含まれますので、りんごを食べる時は皮ごとがお勧めです。
ペクチン
りんごに多く含まれる栄養素としておなじみなのはペクチンでしょうか。ペクチンとは水溶性食物繊維の一種です。整腸作用があり、便秘を予防するのに役立ちます。また、血液中の悪玉コレステロールを下げる働きもあり、生活習慣病の予防にも効果が期待できます。ちなみに整腸効果を高めたい時は、加熱して食べるのがお勧めです。
クエン酸やリンゴ酸
クエン酸やリンゴ酸などの有機酸は、腸内細菌のバランスを整え、胃腸の働きを良くしてくれます。大腸の悪玉菌の働きを抑えたり、カルシウムや鉄の吸収を助ける働きもあります。
さらに、血行を良くしたり、糖質をエネルギーに転換する手伝いもしてくれるので、疲労回復やダイエットにも効果がありますよ!
カリウム
カリウムはナトリウム(食塩)の排出を促進する効果があり、「血圧を下げる」「脳卒中の予防」「骨密度の増加」などにつながります。カリウムは熱や水に弱く、加工の段階で失われやすいので、生で食べられるりんごはカリウムを摂取するのに適しているのです。塩分の強いものを食べる時は、デザートにりんごを加えてみるといいでしょう。
りんごに含まれる主な栄養素を挙げてみました。これを見るだけでもりんごに含まれている栄養が体に良いことがわかりますね。
温めて食べる場合と生で食べる場合で、摂取出来る栄養が少し変化しますので、あなたの体に合わせて食べ方を選んでください!