鳴門金時の品種上の特徴、教えます!

鳴門金時はさつまいもの中でも有名な品種の1つですが、詳細まではよく知らないという人もいますよね。
例えば、どのような経緯で誕生した品種なのか、作物の特徴は何なのかご存知ですか?
品質上の特徴を知っておくと、より美味しく食べる事ができるでしょう。
そこで今回は、鳴門金時の様々な特徴をご紹介したいと思います。

鳴門金時の特徴~①品種上の特徴とは?~

そもそも鳴門金時は、どのような特徴のさつまいもから誕生した品種なのかを聞いたことはありますか?
そのきっかけは、高系14号と呼ばれる品種になります。
この品種を土台にして、鳴門金時は誕生しましたので、まさにきっかけとなる品種だと言えるでしょう。

ところで、高系14号はどのような品種だったのかというと、早堀用として高知県で開発された品種になります。
そのため、早い時期に収穫して食べることができるさつまいもになると言えますよね。
このような特徴は、鳴門金時にも共通してあると考えることができるかもしれません。

そして、みなさんも高系14号を食べることができます。
販売上の名前は違っていますが、「ことぶき」と呼ばれ、宮崎県で栽培されていますので、気になる方は召し上がってみて下さい。

また、鳴門金時は、徳島県で指定されている地域で栽培された物のみが名乗ることができるルールになっています。
そのため、他の地域でこの品種を栽培したとしても、名前が使えないことになりますから、意外と厳格なルール設定がされていることが分かるでしょう。
県では、味以外にも、品種を守る動きがなされていることが伺えますよね。

鳴門金時の特徴~②黄金色の果肉~

鳴門金時は外観上の特徴だけでなく、実際に私たちが食べる部分、果肉の部分にも他とは違った特徴が見られます。
まずは、生の果肉を見てみると、綺麗なクリーム色をしています。
そして、断面に触れてみると、少し粉っぽさを感じることができますので、水分量についても手触りで感じることができるでしょう。

また、皮自身も色合いが統一されており、ムラは全くありません。
見た目が美しいということは、外観上の特徴として挙げられている部分になるでしょう。
さらに、鳴門金時の「金時」の由来は、焼きあがった時の果肉の色合いを表していますので、まさしく品種の特徴を表していると言えますよね。
焼き上がりの果肉を見ると、クリーム色から黄金色に変化しますので、名前に恥じない品種になっているかもしれません。

参考URL旬の食材百科
(https://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/vegitable/satumaimo-Narutokintoki.htm)

まとめ

鳴門金時は、品種改良の上に誕生したという特徴があります。
特に、早い時期から収穫が始まるのは、土台となった品種の影響であることが分かりました。
鳴門金時は主に、西日本で流通していることの多い品種ですから、そちらの地域にお住まいの方は店頭でも見かける機会が多いかもしれません。今はネット通販などもあるので、四国や西日本のWEBショップでたくさん買えると思いますよ。
見た目にもこだわった品種ですから、お歳暮として送っても喜ばれること間違いなしですよ!