メロンを美味しく食べきるコツ~保存方法に技あり!~

みなさんは、メロンの適切な保存方法をきちんと理解していますか?
例えば箱に入っている場合、食べるまでそのままでもいいやと思ってしまいますよね。
ですが、みなさんの保存の仕方によって、美味しさは大きく変化します。
ベストな状態で食べるためにも、正しい方法を知っておきましょう。

メロンを箱に入れたまま保存するのはNG!

メロンをご贈答品として頂いた際、よく化粧箱に入っていますよね。
丁度いい入れ物になると思って、食べる時までそのままにしている人も多いでしょうが、それはいけません。
特に、複数個ある場合は要注意です。

なぜなら、メロンが箱に入ったままだと保存中に湿気が溜まってしまい、傷んでしまう恐れがあるからです。
いくら風通しのいい場所に置いておいたとしても、空気の通り道自体がなければ籠ってしまいますよね。
また、何個も箱に入っている場合は、メロン同士がエチレンガスを放出してしまい、それが籠った状態になります。
これは、追熟を速めてしまう原因になってしますから、詰め込んだままだと美味しい状態を逃してしまいますよね。

これらを避けるためには、箱から出して、フルーツネットや四つ折りにしたペーパータオル、ふきんの上にメロンを置いておきましょう。
そうすると、徐々に追熟していきますから、後は食べ頃の状態まで待つだけです。
一方で、追熟期間に冷蔵庫に入れてしまうと、追熟がストップしてしまいますから、常温で保存するようにして下さいね。

メロンが完熟したら保存方法を変えよう!

メロンの見た目や重さから、完熟したと判断した後は、常温での保存から別の方法にチェンジしましょう。
完熟したら、冷蔵での保存が可能になります。
ですが、単純に野菜室に放り込むだけではダメですよ!

野菜室に保管する前に、メロンをペーパータオルで包み込み、それを袋に入れて口を閉めておきましょう。
これは、野菜室内にエチレンガスが充満してしまうのを防ぐために行われます。
この作業は、他の食材に影響が出ないように忘れずにやっておきたいですね。
何より、完熟した後に冷蔵するのは、美味しい状態を少しでも長持ちさせるための手段になりますから、すぐに鮮度が落ちてしまうことはないでしょう。

注意点としては、食べる直前は冷えたままでなく、少し常温に戻しておいて下さい。
冷えた状態でも美味しいのですが、より甘みが感じられるのは常温の時になりますので、食べる時の温度にも気を配りましょう。
ちょっと細かいと思う人もいるかもしれませんが、このひと手間が美味しさの維持に繋がります。

まとめ

メロンは、追熟中と追熟後で保存の仕方が変わります。
丁寧な保存は、美味しい状態がキープできるだけでなく、食べる時の風味にも関わってきますよね。
2段階の保存方法があることは大変だと思う一方で、同時に繊細なフルーツである証明にもなるでしょう。
もしかすると、メロンの美味しさは、私たちの保存の仕方にかかっていると言えるのかもしれません。