温州みかんの季節っていつ?おいしく食べられる時期は?

温州みかんは日本の代表的な果物ですが、バナナのようにいつでも素手で簡単に皮を剥いて食べることができる手軽なデザートです。

冬になればこたつにみかんは定番化しているほど、世間一般にも馴染みが深い果物だと言えるでしょう。冬のみかんは単にみかんと呼ばれていますが、温州みかんのことを指しています。

中国の温州からその名がつけられましたが、原産は温州ではなく日本の鹿児島県です。

 

みかんの旬はいつ?

ビタミンCが豊富で免疫力向上や風邪予防に親しまれていますが、白い部分にはビタミンPも含まれています。

他にもβークリプトキサンチンという栄養素が含まれていて、ビタミンA(レチノール)に変換することからプロビタミンAも含まれるとみなされます。

様々な栄養素を含む果物なので、年中食べたいところですがみかんの果実が成熟する時期は9月から12月で、品種によって様々です。

実の大きさは5~7.5cm程で、熟してくると緑色から橙黄色へと変わります。旬と呼ばれる時期は12月~3月頃ですが、ハウスみかんは6月頃から市場に出回ります。

 

みかんの保存方法

みかんは冷蔵庫に入れて保存すると低温障害を起こし傷んでしまうケースもありますので、できるだけ風通しの良い冷暗所で保存してください。

また、箱入りで購入した場合には、流通している時に底部分のみかんに負担がかかっていますので、裏返して底ふたを開け底部分にあったみかんから食べたほうが良いでしょう。傷がついていないか、カビが発生していないかの確認も必要です。カビが発生していると伝染するので早めに取り出すことが必要です。

早生のみかんは日持ちしませんので、1週間以内に食べきるようにします。冷たく冷蔵庫で冷やして食べたい場合には、食べる直前に入れて冷やしたほうが良いでしょう。

 

食べごろのみかんを選ぶ方法

扁平な形のものがきれいですが、大きいとじょうのう部分が厚く食べにくい場合もあります。全体的に色づいていて紅がさした艶のあるものを選びましょう。皮に張りがあるとなお良いです。

ヘタの部分が小さい方が美味しく、ヘタが大きいと太い枝から直接なったものが多いのであまり美味しくない可能性があります。

 

みかんのおいしい季節が近づいたら…

普通みかんの旬は12月頃で、そのままピークを迎えて3月頃まで市場に出回ります。取扱量が最も多いのは静岡県産で全体の約3割を占めています。愛媛県産は全体の約2割、続いて長崎県産が約1.5割になっています。

みかんがおいしい季節が近づき市場に出回ったら、栄養成分をたっぷり含んだみかんを普段のデザートとして食べてみてはいかがでしょう。