みかんを温めるとどんな効果がある?

みかんは温めると甘くなって美味しくなりますよね。でも実はみかんは温めると甘くなる以外にも、驚くべき効果があるんです。みかんを温めることで生じる嬉しい効果について、ご紹介しましょう!

○栄養がアップする!

みかんはそのまま食べても栄養たっぷりの果物ですが、温めることでさらに栄養が増える効果があるんです。
どんな栄養素が増えるかと言うと、「ビタミンC」と「β-クリプトキサンチン」です。
「ビタミンC」はもともとみかんに豊富に含まれている栄養素として、よく知られていますよね。風邪予防や美肌効果などで有名な「ビタミンC」が、温めることでさらにアップします。
それから「β-クリプトキサンチン」ですが、これはちょっと聞きなれない名前かもしまれませんね。
「β-クリプトキサンチン」とは、天然のカロテノイド色素の1つです。こちらも、もともとみかんに豊富に含まれています。みかんを食べ過ぎると手足が黄色くなる「柑皮症」の原因とも言われていますが、害があるどころかむしろたくさんの良い効果が注目されているんです。
「β-クリプトキサンチン」の効果として、「骨粗鬆症の発症リスクを下げる」ことや、「ガンの抑制」が挙げられます。みかんを食べるだけで骨粗鬆症やガンになりにくくなると思ったら、積極的に食べたいですよね。
そんな「β-クリプトキサンチン」も、みかんを温めることでさらに増加してくれる効果がありますよ。
また、温めることで食物繊維の吸収率も高まりまって、いいことづくしなんです。

○みかんを温める時の注意点

みかんを温めるだけで栄養素が増える効果があるのですが、1つだけ気をつけてもらい点があります。
それは、みかんを温める時は必ず皮のまま温めるということです。
みかんを温めると栄養素が増えるのは、みかんの皮に含まれる栄養素が実にうつるからと言われています。また、皮のまま温めることで、熱に弱い「ビタミンC」の流出を防ぐことが出来ます。ですから、みかんを温める時は皮のままが良いのです。
そして、出来れば皮も一緒に食べるのがお勧めです。みかんの皮から作られる「陳皮」には、整腸効果やコレステロール値を下げる効果があります。つまり皮にもたくさんの栄養素が含まれているのです。捨ててしまうのはもったいないですよね。

みかんを温めると甘さも増して、栄養も増えるという嬉しい効果があります。ご家族みなさんで、みかんは温めて食べるのを、試してみてください。