【フルーツ豆知識】新高梨以外の梨の食べごろ・季節について

新高梨の出荷シーズンは、9月下旬頃から始まります。
他の梨の場合はいつ頃から食べることができるのでしょうか?
梨と言っても、和梨だけでも30種類ほどありますから、全てを把握するのは難しいですよね。
ここでは、新高梨以外の梨の食べごろや季節について、簡単にリスト化してご説明したいと思います。

新高梨以外で7月~8月に食べごろ・収穫の季節を迎える梨

新高梨以外で7月~8月に食べごろ・収穫季節を迎える梨は、以下の通りになっています。

・幸水
日本で食べられている梨の中でも有名な幸水は、7月上旬から収穫することができます。
8月が美味しい時期と言われていますので、夏のフルーツにも分類できるでしょう。
積極的に海外への輸出が行われている品種でもありますから、世界中で有名な梨と言ったら幸水だと言えますね。

・愛甘水
愛甘水は、幸水よりも一回り小さい梨になり、愛知県や山口県等で生産されている品種になります。
見た目は小ぶりな梨ですから、ちょこんとしていて可愛いですね。
酸味よりも甘みが強い特徴があり、他の梨と比べると成長スピードが速いことから、早い時期に収穫ができるのです。

・明水
明水は、富山県や愛知県で栽培されている品種で、平成6年に登録されたため、比較的新しい梨になります。
甘みが強く感じられるだけでなく、口の中で溶けるような食感が人気で、しっかりとした歯ごたえは従来の梨の常識を覆すことになるでしょう。

新高梨以外で9月~10月に食べごろ・収穫の季節を迎える梨

また、新高梨以外で9月~10月に食べごろや季節を迎える品種は複数あります。
ここでは、2種類ご説明しましょう。

・南水
南水は、メジャーな梨の品種の一つ「豊水」と同時期に誕生したと言われている梨になります。
南水の特徴は、何と言っても果汁の多さ!
溢れるような果汁が口の中に広がりますから、フルーツの果汁が特に好きな人には堪らない品種になるでしょう。
主要産地は長野県で、生産割合の7割を占めているくらいの知名度になっています。

・秋甘泉
秋甘泉は、平成21年に誕生した新しい品種で、鳥取県でしか栽培されていない貴重な梨です。
地域が限定されているので、普段過ごしていると巡り合う確率は低いでしょう。
甘さは糖度14度以上になることがあり、梨の中でも甘い部類に入りますから、甘い梨好きな人は外せません。
基本的に9月上旬から収穫が始まるので、食べたいと思った人は要チェックです!

まとめ

新高梨以外の梨の食べごろ・季節を見てみると、夏からすでに食べ始めることができますよね。
梨は秋のフルーツという印象が強いですが、意外とそうでもないことが分かるでしょう。
特に、今回の記事で採り上げた品種の中には、ここ数十年で誕生した梨もありましたよね。
梨の品種は、農家さんの努力や研究成果の賜物ですから、これからも動向に目が離せません!