ぶどうの一番美味しい食べごろは?~旬はそれぞれ違う?~

みかんや柿は旬が一目でわかると言いますが、ぶどうは品種によって各々違い、小粒なものは7月~8月、大粒なものは9月になります。
では、旬のぶどうが出すサインがあったらどうでしょう?
実はぶどうって、食べ頃になったらある部分が少しずつ変わってくるのです。
今回は、ぶどうの旬と特徴、見分け方をご紹介しましょう。

みんなちがってみんないい~旬のぶどうの見分け方~

みなさんはぶどうの枝って、じっくり見た事がありますか?
張りがあり、枝が緑色のものが良く、枝が茶色いとやや古くなっているサインです。
また、果皮の表面に白い粉がついていることがあります。
この粉は、水分を弾くためにぶどうが自ら発したものです。
むしろ新鮮な証拠だと言えるでしょう。

巨峰は7~11月に収穫されて出荷されますが、ピークは9月です。
巨峰を選ぶ際は、粒に張りがあり、軸が太く青いものを選ぶのが良いでしょう。
赤系と黒系は果皮の色が濃いもの、緑系のものは黄色っぽいものが旬のサインです。
果皮の表面に付着している白い粉は“ブルーム”と呼ばれ、鮮度を保つ役割があります。
食べても大丈夫なので、食べる直前まで洗い流さずにつけておくことをおすすめします。
巨峰は、未熟なうちはどれも緑色で、成長の課程で赤や黒の色素が作られるため、果皮の色に違いがあるのです。

食べ頃ぶどうはここを見るべし!~産地によって旬が違う?~

一年中出回っているぶどうですが、6月から出荷量が増え始め、9月にピークを迎えます。
デラウェアの旬は7月~8月頃ですが、ハウス栽培のものは5月頃です。
巨峰は山梨県、デラウェアは山形県、スチューベン、ピオーネは岡山県など産地や品種によって旬の時期が異なります。

8月から10月にかけて旬のピオーネは粒がふっくらしていて大きくて黒く、全体が濃く色づいているものがおすすめです。
美味しく食べられる1ヶ月くらいを目安に、食べきるようにしましょう。
なお、種なしのニューピオーネの方が長持ちします。
冷蔵庫で一粒ずつ軸付きでカットしたものは、美味しさそのままで楽しめます。

まとめ

今回は、旬のぶどうの選び方についてご紹介させていただきました。
いかがでしたでしょうか?
マスカットのアレキサンドリアは、完熟すると果皮が黄色くなってきますから、緑色が濃いものより、黄色みがかったものを選ぶようにすると良いでしょう。
おいしい旬のぶどうを知っていれば、これからの季節、楽しさも倍増するのではないでしょうか。