りんごには大きく分けて赤りんごと青りんごがありますよね。さらにその中でも何種類も品種があり、それぞれ特徴があるのをご存知ですか?
今回は赤りんごと青りんごの代表品種を紹介しますので、あなたの好きなタイプを見つけてみてください。
代表的な赤りんごと言えば「ふじ」
世界で1番多く栽培されている「ふじ」。もちろん国内でも1番多く生産され、1年を通してスーパーで見かけるのも1番多いと思います。
ふじの平均糖度は14〜16度と高く、酸度は0.4%と控えめでとても甘い品種です。
ふじには「ふじりんご」と「サンふじりんご」の2種類があり、袋をかけて栽培したものをふじりんご、かけずに栽培してしたものをサンふじりんごと呼んでいます。袋をかけると実が赤くなりますが、袋をかけないサンふじの方が糖度は高くなると言われています。
ふじには蜜入りのものが多く、たっぷり蜜の入ったふじは高級品でもありますが、その濃厚な甘さはやはり格別でしょう。
代表的な青りんごと言えば「王林」
赤りんごの代表がふじであれば、そのライバルとも言える青りんごの代表は王林です。生産量やその大きさはふじに軍配が上がりますが、味は王林も負けていませんよ!
赤いりんごの方が甘いイメージを持っているかもしれませんが、王林の糖度は14〜15度、酸度は0.3%とほぼ互角の甘さです。ふじと比べると酸度が低い分優しいお味で、実も少し柔らかいのが特徴です。小さなお子さんにも食べやすいのは王林かもしれませんね。
収穫したては香りがとても良く、青りんごらしい爽やかさを感じることが出来ます。
新たに開発されたお勧め品種
実は赤りんご代表のふじと青りんご代表の王林を掛け合わせて生まれた新品種があります。それは「トキ」です。2004年に品種登録された黄色りんごです。そう赤でも青でもない、黄色なんです!そのほとんどが青森県で栽培されており、9月〜10月頃に収穫されます。
ぎゅっと詰まった果肉にジューシーな果汁、強い香りと、まさにふじと王林のいいとこ取りをしたような品種です。平均糖度は14〜15度でしっかりとした甘さもあり、これからますます人気が出ること間違いなしです。
しっかりとした歯ごたえと濃厚な甘みが好きな人は「ふじ」、シャリシャリとした歯ざわりと優しいお味がお好みなら「王林」、どっちも選べない人は「トキ」でいかがでしょう!
あなたの好みに合うりんごの選び方の参考になれば嬉しいです。