皆さんはみかんの糖度はどのくらいか、ご存知ですか?
また、みかんを食べる上で糖度のことを気にしたことがあるでしょうか?
メロンやぶどうなどで糖度〇〇などのPRを目にすることはあっても、みかんのPRで糖度について言及されているものは少ないです。
ですが、やはり甘ければ甘いほど美味しく感じるのが人間の味覚というもの。
そこで今回は、みかんと糖度の関係について掘り下げていきたいと思います。
みかんの糖度はどれくらい?
では、実際みかんの糖度ってどれくらいなのでしょうか。
そもそも、糖度ってどのような指標なのでしょうか。
ここでは、そもそも糖度ってどのようなものなのか、説明していきたいと思います。
物事を考える際には定義を正しくおさえることが重要ですものね。
一言で言うと糖度とは果物に含まれている糖分の濃度。
果物の場合、果汁100g中に何gの糖分が含まれているかを百分率で示した値のことです。
例えば、果汁100g中に13gの糖が含まれていれば、糖度は13度ということになります。
この糖分とは具体的にはショ糖です。
なぜショ糖なのか、その理由は以下の通りです。
果物には、ショ糖、果糖、ブドウ糖の3つが含まれています。
甘味の強さでいうと、果糖が1番高く、ショ糖、ブドウ糖が続きます。
よって、糖度は中間のショ糖を基準にしているからです。
では、糖度が何度以上で人は甘い、美味しいと感じるのでしょうか。
個人差もありますが、糖度11度以上で過半数、12度以上になるとほとんどの人が美味しいと感じると言われています。
本題のみかんの糖度としては、早生だと11〜12度くらい。
晩生だとさらに糖度は上がります。
早生とは10〜11月に収穫されたみかん。
晩生(おくせ)とはシーズン最後の12月下旬〜3月頃に出荷されるみかんのことです。
また、育て方次第によってはこれらよりも糖度が高くなることがあります。
さらには、実は果物には重視すべき指標が糖度以外にも存在するのです。
美味しいみかんの見分け方とは?
前の小見出しで、糖度とは何か、みかんの糖度はどれくらいか、紹介してきました。
実際のところ、どうせ食べるのなら甘くて美味しい、糖度の高いみかんをセレクトしたいですよね。
そこでここでは、糖度の高いみかんを見分けるコツを教えます。
これを知っていれば、あなたのみかんライフがさらに充実したものになること間違いなしです。
ポイントは大きく4つあります。
・ヘタの切り口が小さいこと
・果皮の色が濃く、ハリがあること
・形が横長で扁平であること
・ヘタじゃない側が丸くへこんでいること
補足として、なぜヘタの切り口が小さいと糖度が高いのか、その理由を言及してみたいと思います。
それはずばり、みかんの樹齢を見抜く鍵となるからです。
みかんは樹齢15〜40年のものが最も美味しいと言われています。
樹齢の若い木は育ち盛りですから、枝が太いです。
そのため、果実に余分な水分まで送られてしまい、水っぽいみかんになってしまいます。
一方で、樹齢15年を超えてくると枝と実を結ぶ枝が細くなり、果実に送られる水分が少なくなるので、実がしまって味の濃いみかんとなるというわけです。
これらの4つのポイントは全てデータをもとに挙げられていますから、ぜひ参考にしてみてくださいね。
まとめ
ここまでみかんと糖度の関係について、掘り下げてきました。
いかがだったでしょうか。
甘くて美味しいみかんを選ぶ際には、糖度のみならず、酸度にも注目することが肝心です。
また、糖度が高いみかんを見分けるにはヘタの切り口が小さいものや形が扁平なもの、ヘタの反対側が丸くへこんでいるものを選んでみてくださいね。
それも難しい!時間がない!という場合は、しっかり選果しているところの商品を購入するのもありだと思います。私は 「愛媛 柑橘選果場直営店」「静岡 柑橘選果場直営店」などで調べて買っています。
やはりみかんは甘さが増すほどに美味しく感じますよね。
今回お伝えしたことを参考に、甘いみかんと出会っていってください。
そしてみかんの美味しさを十二分に体験してくださいね。