美味しい伊予柑をお取り寄せしてみよう!

近所のスーパーでも簡単に手に入る伊予柑ですが、その伊予柑にも品種があるのをご存知ですか?今回ご紹介するのは「宮内伊予柑」です。実は現在栽培されている伊予柑のほとんどが「宮内伊予柑」なのですが、意外と知らない人が多いと思います。

宮内伊予柑とは?

1955年、愛媛県松山市の宮内義正氏の園で発見された、普通伊予柑の枝変わりです。枝変わりとは、植物のある枝だけ突然変異によって、本来とは違うものを生じることです。
1966年に品種登録され、今では柑橘王国の愛媛が誇る柑橘となっています。
宮内伊予柑の果皮はやや厚めですがむきやすく、ジューシーな果肉と糖酸のバランスの良さが人気となっています。普通伊予柑よりやや大きめで、形は少し扁平です。
宮内伊予柑の旬は1月中旬から3月中旬までです。宮内伊予柑をじっくり熟成させた中から、高品質で糖度11.5度以上のものを「弥生紅」という極上品として売り出しています。

宮内伊予柑はどこで買える?

愛媛県で栽培されている伊予柑の9割ほどは、宮内伊予柑です。ですから、愛媛県内で売られている伊予柑のほとんどは、宮内伊予柑でしょう。
全国で売られている伊予柑の多くも、きっと宮内伊予柑のはずです。ただ、中には普通伊予柑や他の品種も混ざっています。はっきりと宮内伊予柑と書かれていなければ、素人目には違いがわかりませんよね。
そんな人も諦めなくて大丈夫です!確実に宮内伊予柑を食べたければ、お取り寄せという方法があります。

宮内伊予柑をお取り寄せするなら

宮内伊予柑は愛媛県ではメジャーな柑橘ですから、旬の時期であれば割と簡単にお取り寄せ出来ます。その際に気をつけてもらいたいことは、きちんと宮内伊予柑であると明記されているかどうかです。普通伊予柑である可能性も否めませんし、それなら近所で買っても同じになってしまいますよね。さらに言えば、愛媛県の果樹園などからの産地直送が安心です。余計なコストもかからないので、少し安く買える場合も多いですよ。
もし極上品の「弥生紅」をお取り寄せしたい場合は、早めのチェックをお勧めします。3月頃まで熟成がかかるからとのんびりしていると、予約であっという間に売り切れてしまうこともありますよ。

伊予柑に品種があると知らなかった人は、まずは近所のスーパーで確認してみてください。一言で伊予柑やみかんと言っても、実は品種は豊富です。柑橘は奥が深い果物なのですよ!