生産量が少ないまだまだ貴重な品種「はれひめ」の特徴とは?

酸味が少なくて、まるでオレンジのような風味がある「はれひめ」は、2001年に農水省果樹試験場興津支場(現果樹研究所カンキツ研究部興津)で中間母本である春先に人気の「清見タンゴール」と「オセオラオレンジ」を交配したものに「宮川早生(みやがわわせ)みかん」を交配させて育成された交雑種の品種です。

生まれてさほど期間の経っていない柑橘なので、もしかしたら食べたことがないという方もいるかもしれません。

はれひめは12月中旬から下旬の新品種で、うまみがギュッと詰まった食べやすさが特徴の柑橘ですが、他にもどのような特徴や魅力があるのかをご紹介します!

 

はれひめの特徴

はれひめの特徴はその形にあるとも言えます。扁球形で果皮色は橙色なので、見た目はオレンジにも見えるため分厚い果皮なので食べにくいのでは?と思うかもしれません。

確かにみかんと比べると果皮はやや厚みがあり、実は比較的剥き易いので普通にみかんを食べるように手で剥くことができます。

みかんくらいの大きさで、ヘタ部分が巾着を絞ったようになっています。皮がフカフカと浮いているので手で簡単に剥くことができるでしょう。

じょうのう膜も比較的薄く柔らかいので、みかんと同じように一房ずつはがして食べることができます。一房一房がぷっくりと丸くモコモコとした形が特徴です。

 

はれひめの味は?

果肉はみかんに近く甘みはそれほど強くありません。さっぱりした味わいでほんのりオレンジのような香りもします。まさにみかんとオレンジを足して2で割ったような、みかんの甘みとオレンジの香りの両方を楽しめる独特の味わいがある柑橘です。

糖度10%程度というと比較的低い甘みですが減酸が早いのでオレンジのような風味があります。

12月上旬から中旬に完全着色し、下旬には収穫がほとんど完了します。11月下旬から1月中旬までが食べごろだと言えるでしょう。

 

まずは一度食べて見ると納得!

はれひめは主に愛媛県で作られていて、全国の80%を占めるシェア割合です。

果皮は橙色で厚さ4mm程度という少し厚めのため、見た目はオレンジのように感じるかもしれません。しかしやわらかさがあるので手で簡単に剥いて食べることができ、浮き皮もほとんど発生しません。

みかんやオレンジから良い特徴だけを選んでできた新品種とも言える柑橘ですので、みかんよりは濃厚だけれどあっさりとした味わいが楽しめます。

甘みよりも風味が良い柑橘なので、一度食べて見ると納得できる味だと言えるでしょう。