せとか、という産地から名づけられたみかんをご存知ですか?

みなさんはみかんの品種はいくつご存知ですか?
愛媛みかんや温州みかん、はっさく、甘夏と様々ありますね。
しかし今回紹介したいのは新品種の、“せとか”というみかんです。
まだまだ知名度の低いせとかですが、そのおいしさはバツグンなんです!
そこで今回はみかんの新品種、せとかについて少し紹介していきたいと思います。
せとかの特徴と魅力を是非、覚えてくださいね。

[せとかは平成生まれ!]

せとかは「清見」と「アンコール」をかけ合わせた後に、さらに「マーコット」をかけて作られた品種で、平成10年に品種登録されました。せとかは「清見」、「アンコール」、「マーコット」それぞれの特徴のいいとこどりをした品種で、究極の柑橘と言われています。

温州みかんよりも少し大きめのそのみかんから香るみずみずしいオレンジの香りが食欲をかきたて、口にいれると飲み込むのがもったいないほどの果汁があふれ出します。

トロリととろける食感と濃厚でジューシーな味わいは文句なしのおいしさです。 また、内皮が柔らかく皮ごと食べられ、種もほとんどない品種となっているので、内皮が苦手な方や小さなお子様、ご年配の方など、老若男女関わらず楽しむことができるのが特徴です。

想像しただけでヨダレがあふれそうなみかんですよね。その想像に違わず、一度口にしたらみなさんのことを虜にすること間違いなしの究極のみかんがせとかなんです!
一度、食べてみたくなりませんか?

[せとかは産地名からきた!]

そんなせとかは育成地である長崎県口之津町から望む早崎瀬戸の地名、瀬戸内地方での栽培が期待されることから名づけられました。近くにいただけで香るみずみずしいオレンジの良香からも、せとかという名前はイメージにピッタリですよね。

とは言え、やはりせとかの知名度はまだまだ低いですよね。そんなせとかですが、せとかになる前の品種で晩生の「アンコール」や「マーコット」に比べ早熟で、種もほとんど無いために、これら2品種にかわる品種として期待されています。まだまだ生産量・流通量ともに少ない希少品種のせとかですが、近い将来、2月の熟期にはたくさん見られるようになるかもしれません。

希少価値が高いため価格が少しお高めのせとかですが、期待は裏切らないですよ。せとかをまだ試したことのない方は、ぜひ一度ぎっしりとつまったせとかの果肉とその香りを楽しんでみてはいかがでしょうか。