愛媛県で採れる温州みかん・ポンカンの種類

愛媛県と言えばみかん、みかんと言えば愛媛県!と言われるほど、みかんの栽培が盛んですよね。そんな愛媛県では、様々な種類のみかんが栽培されています。今回は愛媛県で栽培されている、美味しいみかんとポンカンの種類をご紹介します。

 

○愛媛県はなぜみかんの栽培が盛んになったの?

 

愛媛県でのみかんの栽培は、江戸時代の終わり頃から始まったと言われています。温暖で晴れの日が多い愛媛県は、みかん栽培に適した環境であった為、栽培農家がどんどん増え、1968年には全国1位の生産量になりました。その後2004年まで1位をキープしていましたが、現在は新品種の栽培が増えた為、みかん自体の生産量は2位となっています。しかし、柑橘全体の生産量は現在も1位のままで、柑橘大国と呼ぶに相応しいのはやっぱり愛媛県なのです。

ちなみに柑橘大国だけあって、愛媛県のゆるキャラは「みきゃん」。みかんの「み」と子犬の鳴き声「きゃん」を組み合わせた名前です。耳はみかんの葉、しっぽはみかんの花、の愛らしい姿で愛媛をしっかりPRしています。

 

○愛媛県の温州みかん

愛媛県の温州みかんのブランドと言えば、愛媛みかん!県の名前がついているほど自信のある、甘くて美味しいみかんです。また、日の丸みかんや真穴みかんも有名ですよね。

品種で分けてみると、

(極早生)日南1号・上野早生・はつひめ

(早生)宮川早生・興津早生・田口早生

(中生)南柑20号・愛媛中生・石地

(晩生)南柑4号・大津4号・ひめのか

などがあります。温州みかんだけでもこれだけたくさんの種類があるなんて、驚きですよね。

 

○愛媛県のポンカン

愛媛県はポンカンの生産量ナンバー1でもあります。みかんのように食べやすく、栄養たっぷりのポンカンも、種類がありますよ。

ポンカンは果実の形から、「高床系」と「低床系」の2つに分けることが出来ます。

「高床系」は、ちょっと角ばっていますが、ほぼ丸くて大きめのポンカンです。ポンカンの中では早い時期に収穫されるので、「早生」系とも言われています。中でも「今津ポンカン」は愛媛県の代表品種で、糖度が高く人気があります。

「低床系」は、平たい円形のポンカンです。高床系ポンカンの後に収穫されることが多いので、「晩生」系とも呼ばれています。低床系の中で収穫の早い「太田ポンカン」は、種が少なめで食べやすく、お勧めです。

 

一言でみかんやポンカンと言っても、たくさんの種類があるので、食べ比べてみると面白いですよね。時期によって違う味わいをぜひ感じてみてください。