秋になると店頭に多く並び、赤い色が目を引くりんご。どれも真っ赤で美味しそうですが、甘いりんごを見分ける方法って知っていますか?
知っておくとちょっと得する、美味しいりんごの見分け方をお話しします。
基本の見分け方
まず、店頭に並んでいるりんごを見て、簡単に美味しいりんごを見分ける方法を紹介しましょう。
⚪︎いぼりがあるりんご
いぼりって聞き慣れない言葉ですよね。いぼりとは、りんごの表面に見られるでこぼこのことです。でこぼこがあると見た目が悪く、味も悪いと判断しがちですが、そうではありません。いぼりは完熟の証で、つるっとした表面のりんごより高糖度の可能性が高くなります。
⚪︎ツル割れしているりんご
ツル割れりんごとは、ツルの根元に亀裂が入っているりんごのことです。ツル割れはりんごがしっかり熟している証です。さらにツル割れしているりんごには、それを直すために優先的に栄養が運ばれるため、どんどん甘くなるのです。
さらに言うと、持ってみてずっしり重いりんごや、触ると少しベタつくりんごも、甘くて実の詰まった美味しいりんごです。
蜜入りりんごの見分け方
蜜入りのりんごを選びたい時は、りんごのおしりをチェックしましょう。
まずはおしりの形です。とんがっているものよりも、丸みを帯びている方が蜜が多く入っています。さらにおしりの部分の色が緑っぽいものは未熟な場合が多く、出来れば黄色っぽいものやオレンジに近いものを選ぶようにしましょう。
それから、栽培方法をチェックする方法もあります。蜜入りの可能性が高いのは、葉を摘む作業をせずに完熟させた「葉取らずりんご」です。実際目で見て確認出来なくても、この表示があるものを選ぶと、蜜入りの可能性が上がりますよ!
ちなみにりんごの蜜はすべてのりんごに発生するわけではありません。例えば「サンふじ」や「こうとく」など、品種が限られます。また、収穫から1ヶ月ほどで消えてなくなってしまうので、旬の時期だけのお楽しみとも言えますね。
最近では糖度や蜜の入り具合をセンサーでチェックして販売している場合があります。はっきりと表示していれば安心して購入出来ますが、自分の目で見てある程度見分けられるようになると、スーパーの特売などでもハズレを引かずに済むようになりますよ。せっかくならより美味しいりんごを食べたい!という人は、「美味しいりんごの見分け方」ぜひ覚えておいてくださいね。