水分が多いイメージが強い桃ですが、実はビタミンも豊富に含む果物の1つです。
ビタミンと言えば美肌をはじめ、女性に嬉しい効果がたくさんありますよね。
今回は桃に含まれるビタミンとその効果についてご紹介します。
○ビタミンE
桃に豊富に含まれるビタミンの代表格は、「ビタミンE」です。
強い抗酸化作用のあるビタミンEは、活性酸素から体を守ってくれる効果があります。
活性酸素はシミやたるみ、シワなどの肌の老化やトラブルの元とされています。
また、活性酸素はがんや生活習慣病の原因とも言われています。
ビタミンEは活性酸素と素早く結合することで、細胞の酸化を防ぎ、老化防止や生活習慣病予防に役立ってくれるのです。
ビタミンEには、女性ホルモンの働きを調整する働きもあります。
月経前症候群や生理痛の改善、更年期の諸症状などを緩和する、などの効果が期待できます。
さらに、血行を促進することで冷え性の改善や新陳代謝を活発にする働きも、ビタミンEには期待できちゃうんです。
○ビタミンC
柑橘類と比べると含有量は少なくなりますが、桃には「ビタミンC」も含まれています。
ビタミンCは美容のためのビタミンとしておなじみですよね。
コラーゲンの生成を促す、メラニンの生成を抑制するなど、美肌効果は言うまでもありません。
ビタミンCはビタミンEとの同時摂取で相乗効果を発揮しますから、どちらも含む桃は美容のためのフルーツと言ってもいいかもしれませんね。
ちなみに缶詰の桃のビタミンCは、生の桃と比べると約4倍も多くなります。
これは缶詰処理中にフルーツの果肉の細胞壁が破壊され、体内に吸収されやすくなるからだそうです。
ただ、カロリーも高いものが多いので、注意が必要です。
○ナイアシン
桃に含まれるビタミンで忘れてはいけないのが、「ナイアシン」です。
ナイアシンは水溶性ビタミンであるビタミンB複合体の1つです。
血行の促進、体内のさまざまな代謝・合成を助ける働き、脂質の代謝を促進する働き、皮ふや粘膜の健康維持を助ける働きなどがあるとされています。
また、精神と睡眠を安定させる働きもありますので、心身の健康には欠かせない栄養素とも言えます。
このように、桃にはカラダに嬉しいビタミンがしっかり含まれています。
美肌はもちろん、元気なカラダを保つためにも、桃は役に立ってくれるんです。
甘くて美味しい桃で健康でいられるなんて、これは食べなきゃ損ですね。